年間40万時間の発注作業を一気に半減 ライフ全店で導入のAI自動発注システムの実力とは

「ダイヤモンド・チェーンストア」記者 若狭靖代
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AI発注導入で目指すのは「顧客満足度の向上」

ライフコーポレーション コーポレート統括担当課長 岸本裕之氏

 実はライフがAI自動発注導入で狙うのは、コストの削減ではなく「顧客満足度の向上」だ。導入によって余剰になった人件費は削減するのではなく、浮いた人時をお客への細やかな対応や売場づくりへ振り向ける。売場の魅力を上げ、売上を引き上げることでシステムの導入にかかったコストを回収する方針だ。従業員をより付加価値の高い業務に集中させ、また負担の大きい発注作業から解放することで、働き方改革につなげたい考えもある。

 今後の自動発注の拡大について、「一部の生鮮食品での導入を検討している。加工肉などに限定すればさほどハードルは高くない」と岸本氏。また、現時点では各店舗での作業時間削減が主眼になっているが、今後は全店導入の強みを生かし、サプライチェーン全体の効率化にも取り組む構えだ。

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