券売機よりもコストが安い!?次世代無人オーダー決済端末「TTG-MONSTAR」 は飲食店を救うか?
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機能追加で利便性の向上をめざす
今回TTG-MONSTERが導入された「R・ベッカーズ田町店」は、田町駅改札内に位置している。立地柄、近隣に勤務するオフィスワーカーの利用が多かったが、コロナによって周辺人口が減少、苦戦を強いられている。もともと人手不足に喘いでいた背景もあり、TTG-MONSTARの導入によってコストの削減と人手不足の解消の両方をねらう。現状、店舗を営業するためには最低でも2名のスタッフが必要だが、TTG-MONSTARの導入によって将来的にはキッチンスタッフ1名での営業も視野に入れる。
ただし当面は、10~17時の限られた時間のみTTG-MONSTARでの無人オーダーとし、他の時間は有人レジでの対応を続ける。その理由はTTG-MONSTARが現状、キャッシュレス支払いのみであることと、通勤時間帯に利用が多いコーヒー回数券やクーポン券利用への対応ができないことにある。「田町はキャッシュレス決済の比率が他よりも高い地域と分析しているが、それでも50%程度。思ったよりも現金払いの需要が高かったため、急ぎ対応を進めている」と阿久津社長。今年度内の現金払い対応をめざすほか、店舗側に一部コスト負担を求めるかたちで回数券やクーポン券の利用にも対応できるようにする見込みだ。

また、12月12日からは「GALA湯沢スキー場」(新潟県南魚沼郡)での運用を開始する。利用期間、サイズ、どの道具が必要かなど聞き取り事項が多いために長蛇の列となりやすい、スキー・スノーボード用具のレンタル窓口で導入し、混雑の緩和と「密」の解消をめざす。