次世代のウェブ集客を可能にする!Googleマイビジネス活用術

太田 侑希、藤林 郁三(共に株式会社カンリー)
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コロナ禍で高まる正しい情報へのニーズ 

 3つ目には、コロナ禍だからこそ、正しい情報を発信することがより重要になっている、ということが挙げられる。
 コロナ禍で購買行動は急速にオンライン化した。顧客は実際に店舗へ出かける前に、検索結果ページの右側に表示される店舗情報やレビューをチェックし、短時間で効率的な買物をするようになった。これは、コロナの影響で営業時間の変更や臨時休業など、状況の変化が目まぐるしく起こっているためだと考えられる。このような状況の中で、経営者が注意すべきは、誤った情報や古い情報をそのまま発信してしまうリスクである。記載ミスや誤った情報の発信は、顧客からのクレームやブランドイメージの棄損にも繋がりかねない。
 Googleには、店舗関係者以外からの情報修正を受け付けたり、SNSや口コミ投稿サイトなど、ウェブページから集めた情報を反映したりする機能があるため、知らないうちに誤った情報が掲載されてしまっていることがある。実際に、低評価の口コミを見ると「営業時間内に訪れたが閉まっていた」「地図と店舗の場所が違っていた」などの声が上がっている。経営者にとって、Googleマイビジネスで情報を適切に管理し、正確な情報を提供していくことは、現代のウェブ集客において非常に重要性を増している。

Googleマイビジネスで何ができるのか

 Googleマイビジネスでできることには、大きく以下の3点がある。

1. オンラインに公開するビジネス情報(営業時間や住所など)を最新かつ正確な状態に維持できる
2. クチコミへの返信や情報を発信することでユーザーと交流することができる
3. 新規顧客にアピールできる
出典:Google公式

 それぞれの項目に対して具体的にどのような機能があり、実際にどのように活用していくべきかを次回詳細に紹介する。

 

太田 侑希
カンリー執行役員 早稲田大学商学部卒。野村證券株式会社に入社。富裕層、法人の資産運用、M&A仲介業務等に従事した後、MEO対策をメインに行うWEBマーケティング会社を共同創業。 テック系ベンチャーのGMを経験した後、2020年7月よりカンリーにジョイン。マーケティング、セールス、アライアンスを統括。

藤林 郁三
カンリーCanly事業部CS(カスタマーサクセス) 筑波大学社会学類卒。 創業期からカンリーにインターンとして参画し、新卒で正式に入社。 これまでに5,000店舗以上のGoogleマイビジネスのコンサル、運用代行に携わり、現在はCanlyのツール運用支援を担当。

カンリーが展開するGMB管理ツール、Canly サービスサイトはこちら https://jp.can-ly.com/

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