紀ノ国屋、無人決済の小型スーパーを開業、目白駅構内の店舗を改装

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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紀ノ国屋の無人決済の小型スーパー
店内に設置したカメラや重量センサーで利用者が手に取った商品を認識する

 JR東日本傘下の紀ノ国屋(東京都港区)は、JR山手線・目白駅構内の小型食品スーパー「キノクニヤ アントレ目白駅店」(東京都豊島区)を改装し、無人決済店舗「キノクニヤ スット目白駅店」として10月16日にオープンする。

 JR東日本スタートアップ(東京都新宿区)とサインポスト(東京都中央区)の合弁会社、TOUCH TO GO(タッチ・トゥ・ゴー、東京都港区)が開発した無人決済システムを導入する。

 タッチ・トゥ・ゴーは3月23日、JR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」の構内に、無人決済のコンビニエンスストア「TOUCH TO GO」を開設したが、キノクニヤ スット 目白駅店は同店と同じシステムを導入した。タッチ・トゥ・ゴーとしては、無人決済システムの外販第1号となる。

 利用者は、店内の専用ゲートを通過した後、欲しい商品を手に取って出口に向かい、タッチパネル式のディスプレイに表示される購入商品を確認して支払いをするだけで買い物が完了する。

 天井などに設置されたカメラや陳列棚に設置した重量センサーなどで利用者が手に取った商品を認識する仕組みで、商品バーコードをスキャンする必要はない。支払いは交通系ICカードかクレジットカードで行う。事前にモバイルアプリなどに登録する必要はない。

 キノクニヤ スット 目白駅店の売り場面積は約40平方メートル。営業時間は平日が午前8時から午後8時、土日・祝日は午前8時から午後7時を予定している。

紀ノ国屋のスマートストア、決済の様子
出口付近にあるタッチパネル式のディスプレイで購入商品を確認、交通系ICなどで支払う

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