中国テンセント、今後5年で「新インフラ」に700億ドル投資

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5月26日、中国インターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)は、向こう5年でクラウドコンピューティングやAI、サイバーセキュリティ―を含む技術インフラに5000億元投資すると発表した。写真は2019年10月、浙江省烏鎮で撮影(2020年 ロイター/Aly Song)

[香港 26日 ロイター] – 中国インターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)は26日、向こう5年でクラウドコンピューティングや人工知能(AI)、サイバーセキュリティ―を含む技術インフラに5000億元(700億ドル)投資すると発表した。

中国政府は先月、「新しいインフラ」への投資やビジネスソフトウエア・クラウドサービスへの需要拡大を通じ、技術主導で国内経済構造を改善するよう求めた。

テンセントの湯道生(ダウスン・トン)高級執行副総裁は国営メディアとのインタビューで、投資対象となるその他の主要セクターにはブロックチェーン、サーバー、ビッグデータセンター、スーパーコンピューターセンター、IoT(モノのインターネット)運用システム、次世代通信規格「5G」ネットワーク、量子コンピューティングが含まれると述べた。

テンセントはメッセージアプリ「微信(ウィーチャット)」や幅広い人気ゲームで良く知られているが、企業向けサービスの拡大を目指している。

テンセント株は発表を受け、2.5%上昇した。

調査会社Canalysによると、中国クラウド市場におけるテンセント・クラウドのシェアは第4・四半期に18%。中国電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングのシェアは46.4%となっている。

アリババは先月、向こう3年でクラウドインフラに2000億元を投資すると表明した。

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