ローソン、全店のストアコンピュータを6月末までに刷新、複数店経営を支援

ダイヤモンド・リテイルメディア社
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ローソン 道玄坂
ローソン2「2019年1月から順次、新型ストアコンピュータへの入れ替えを始めている

 ローソンは、売り上げデータの確認や発注・精算業務などに使用する店舗業務支援システム「ストアコンピュータ」を刷新する。2019年1月から順次、新型ストアコンピュータへの入れ替えを始めており、6月末までに全1万4663店舗(3月末現在)への導入を完了する。

 新型ストアコンピュータでは、複数店経営を支援するための機能を強化した。ローソンは加盟店オーナーの経営安定化のため複数店経営を奨励しており、全店舗の約7割を複数店経営が占める。700店舗を予定する19年度の新規出店は、すべて既存店の置き換えや複数店経営の店舗となる。

 複数の店舗を経営するオーナーが店舗間を移動しなくても済むように、新型ストアコンピュータには1台にログインすると、経営する他の店舗のストアコンピュータを遠隔操作できる機能を追加した。これにより、どの店舗にいてもすべての店舗の販売動向や発注業務などの確認ができるようになる。

 また、CPU(中央処理装置)の処理性能を約2倍にするなど、ストアコンピュータの基本性能を向上させた。各画面の起動時間が平均1〜3秒短縮されたほか、消費電力が約6割少なくなる。プリンターの出力枚数も増やすなど、後方業務の効率化やコスト削減を実現する。

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