無人配送はついに実用段階へ
驚愕のニュースだった。パナソニックが無人配送サービスの実現にこぎつけたというのだ。同社が開発した配送ロボット「ハコボ」はその場に監視員を配備しなくても、カメラでとらえたリアルタイムの映像を基に遠隔操作することで無人走行を実現、その仕組みが当局から許可を得た。今回は公道ではなく屋外イベント内という限られた条件下ではあるものの、今後公道での走行が実現すれば、ラストワンマイル配送の領域でも大きな可能性が広がるだろう。
思い起こせば数年前には、ラストワンマイル配送へのドローン活用などの“夢”が語られていた。実際に海外では進んでいるが、法整備や安全性、盗難の問題などがあって日本では前評判ほど実用化に近づいていない感がある。しかしドローン以外に視野を広げると、人材不足への対応や、果てない効率化の追求のために、やはりお客との最後のタッチポイントにおいて、さまざまな工夫が凝らされている。
「出来立て」を追求する配送サービスの登場
中国・上海での
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