クレーンゲームのアドバイスにもDX? ゲームセンターGiGOの店舗改革

染谷 剛史 (HataLuck and Person代表取締役)
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DXで従業員のモチベーションもアップ

 継続的に目標を達成している店舗はお客さまの満足度が高く、同時にサービス提供側である従業員の満足度が高いことが実証されています。では、どうすれば従業員がモチベーションを高め、店舗の一体感を醸成するメンバーになれるのでしょうか。

 大切なのは、お店の目標達成にスタッフ自身が貢献できていると感じられること、自分自身が成長できていると実感できることです。自分の存在価値を認識させるうえでも、デジタルツールは役に立ちます。

成長実感と貢献実感を提供するコミュニケーション例(「星を贈る」機能)
成長実感と貢献実感を提供するコミュニケーション例(「星を贈る」機能)

 ITは、人の可能性を拡張するためのツール・手段です。ITの導入がゴールではなく、その手段を用いて実現したいゴールを、どのレベルで設定するのか。従業員が働く環境を整備し、活躍にスポットライトを当てることで、従業員の意識や行動が変わり、それがお客さまに伝わることで高い満足度につながる――。 これがリアル店舗従業員の働きがいを産み続けるサイクルであり、DXを推し進めるうえでめざすべきゴールです。

 

プロフィール

染谷 剛史 (そめや たけし)

1976年、茨城県生まれ。大学卒業後リクルートグループに入社。アルバイト・パートの求人広告営業を経て、営業企画・商品開発を担当。2003年、株式会社リンクアンドモチベーションに入社し、サービス業の採用・組織コンサルティングに従事。2012年に同社の執行役員に就任し、新規事業開発やカンパニー長を歴任した後、2017年にナレッジ・マーチャントワークス(現HataLuck and Person)を設立。「はたLuck」サイトはこちら

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記事執筆者

染谷 剛史 / HataLuck and Person代表取締役
1976年、茨城県生まれ。大学卒業後リクルートグループに入社。アルバイト・パートの求人広告営業を経て、営業企画・商品開発を担当。2003年、株式会社リンクアンドモチベーションに入社し、サービス業の採用・組織コンサルティングに従事。2012年に同社の執行役員に就任し、新規事業開発やカンパニー長を歴任した後、2017年にナレッジ・マーチャントワークス(現HataLuck and Person)を設立。
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