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ロピア、ヤオコー、マミーマート……首都圏の新激戦地、千葉・松戸エリアを案内!

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有力食品スーパー(SM)が熾烈な競争を繰り広げている首都圏において、とくに注目したい地域の1つが千葉・松戸エリアだ。

千葉県の北西部、約50万人の人口を誇るこの肥沃なマーケットでは、「ロピア」「ヤオコー」「生鮮市場TOP!」「サミット」「スーパーベルクス」など、高い競争力を誇るチェーンが近距離で競合しており、店舗視察にはうってつけのエリアとなっている。

駅前にロピア大型店ヤオコー、マミーも激突

 松戸市は、千葉県の北西部に位置し、江戸川を挟んで東京、埼玉の2県と隣接している。市内には、東京メトロ千代田線と直通運転しているJR常磐線のほか、JR武蔵野線、京成松戸線、東武鉄道アーバンパークラインなど6路線が通る。

 市内の主要駅である「松戸」駅は、「東京」駅まで約25分と都内へのアクセスにも優れている。また、市内中心部を国道6号線が縦断しており、都心部と首都圏近郊を結ぶ主要幹線道路として、クルマの通行量も多い。

 こうした利便性の高さにより、松戸市は1943年の市制施行以来、ベッドタウンとして発展を続けてきた。現在も世帯数、人口ともに増加傾向にあり、24年6月には人口50万人を突破した。松戸市の「住民基本台帳人口」(25年3月末時点)によれば、世代別人口は0~14歳が5万3671人、15~64歳が31万8528人、65歳以上が12万8723人となっている。

 20年実施の国勢調査では、松戸市の人口密度は約8117人/㎢と高く、肥沃なマーケットが広がっている。それゆえSMの数も多く、直近も有力チェーンが出店攻勢をかけている。

 中でも、圧倒的な存在感を放つのがロピア(神奈川県/髙木勇輔代表)だ。19年、松戸駅西側にある旧「伊勢丹松戸店」の跡地に開業した商業施設「KITEMITE MATSUDO(キテミテマツド)」の核店舗として、「❹ロピア松戸店」がオープンした。

 同店はロピア最大クラスの売場面積を誇る大型店で、足元商圏だけでなく、広域からお客を集めている。そのほか、松戸駅周辺には「まいばすけっと」が複数店舗あるほか、駅の東口側には総合スーパー(GMS)の「イトーヨーカドー松戸店」がある。

 松戸エリアの中で有力チェーンが最も激しく火花を散らしているのが、松戸駅から県道5号線を約1.5㎞北上した古ケ崎・栄町エリアだ。ここではヤオコー

この記事をさらに読むと、有力食品スーパー各社が競争激化の松戸エリアにおいて、ロピア、ヤオコー、「生鮮市場TOP!」、ベルクス、サミットの5店舗がそれぞれどのような特徴や戦略で独自価値を生み出し、集客や顧客維持に挑んでいるかについて理解することができます。

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