発表! ストアオブザイヤー2025&「今、行くべき店」を編集部が厳選!

上林 大輝 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)
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都心部立地の商業施設に支持

 商業集積部門の1位は、三菱地所(東京都)を代表企業とするJ V9社が企画、開発した「グラングリーン大阪(GRANDGREEN OSAKA)」だ。商業施設や都市公園、ホテルなどを有する複合施設で、駅直結という高い利便性がありながら、緑豊かな公園を中心に据えた施設づくりをしている点に評価が集まった。

グラングリーン大阪
商業集積部門1位「グラングリーン大阪」(提供:グラングリーン大阪開発事業者)

 続く2位は、西武リアルティソリューションズ(東京都)と住友商事(東京都)がオープンした「エミテラス所沢」だ。家族連れからシニアまで幅広い層をターゲットに、一日中楽しめる施設として高評価を得ている。

 3位は通信販売大手のジャパネットホールディングス(長崎県)の「長崎スタジアムシティ」だ。サッカースタジアムを中心に、アリーナや商業施設、ホテル、オフィスを集積するという特徴的な構成で、民間主導の地域活性化のモデルケースとしても注目が集まっている。

 専門店・新業態部門の1位は、イケア・ジャパン(千葉県)がリニューアルオープンした「IKEA渋谷」だ。都心部立地の店舗として商品数を絞りつつも、デジタル活用によって大型店舗と変わらない買物体験を提供している点が多くの評価を集めた。

IKEA渋谷
専門店・新業態部門1位「IKEA渋谷」

 第2位はライフコーポレーション(大阪府)の自然派SM「ビオラル国立駅前店」、第3位はホームセンター(HC)のコーナン商事(大阪府)が植物とアクアリウムに特化して開発した新コンセプト店「gardens umekita」と、大手チェーンの運営でありながら専門性をとことん追求した独自フォーマットの店舗が上位に入った。

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記事執筆者

上林 大輝 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

2000年生まれ。埼玉県出身。法政大学文学部英文学科卒業後、地方新聞社の営業職を経て株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。

流通小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部で執筆・編集を行う。

趣味はお笑い鑑賞、音楽鑑賞。一番好きなアーティストは椎名林檎。

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