マミーマート初の”高架下”への出店! 「マミープラス武蔵浦和店」を徹底解説!

取材・文:上林 大輝 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)
Pocket

マミープラス武蔵浦和店(マミーマート)外観

マミープラス武蔵浦和店(マミーマート)

〒336-0027 埼玉県さいたま市南区沼影3-5-15
JR埼京線・武蔵野線「武蔵浦和」駅から徒歩約15分

見どころ

▶高架下への出店にチャレンジ
▶埼玉県産の交雑牛「武蔵黒牛」の訴求
▶総菜をはじめとした即食商品を強化

 マミーマート(埼玉県/岩崎裕文社長)は5月10日、埼玉県さいたま市に「マミープラス武蔵浦和店」(以下、武蔵浦和店)をオープンした。マミーマート全体では82店舗目、小商圏型のディスカウントフォーマット「マミープラス」としては13店舗目の出店となる。

 武蔵浦和店は、JR「武蔵浦和」駅から約1㎞南に位置する。JR埼京線と東北・上越・北陸新幹線の高架下、書店の跡地に居抜き出店した。

 マミープラスの標準店舗では店舗から半径2㎞を商圏と定めており、武蔵浦和店の半径2㎞圏の人口は16万8000人、世帯人数の平均は2.2人と、豊かなマーケットが広がっている。駅近であることに加え、店舗周辺には高密度の住宅地が広がっているため、駅利用者とファミリー層ともに需要の高い即食を強化している。

 競合環境は、「武蔵浦和」駅前に「ヤオコー武蔵浦和店」や「マルエツ武蔵浦和店」があるほか、武蔵浦和店から半径2㎞圏内に「MEGAドン・キホーテ武蔵浦和店」「スーパーベルクス浦和南店」「オーケー武蔵浦和店」などが店を構える激戦区だ。

 売場面積は687坪とマミープラスとしてはやや広め。既存店と同様にワンウェイコントロールのレイアウトとなっているものの、高架下ということもあり売場全体が南北に長く、かつ柱も多いため、かなり変則的な売場配置となっている。

 最前部の青果売場から見て、南側に冷凍食品、日配、酒類、鮮魚と売場が続き、北側に精肉、総菜、加工食品、飲料の売場がある(レイアウト図参照)。中央で生鮮の売場が分断されるようなかたちだが、床面や柱に矢印で売場の位置を示すなどの工夫が見られた。

 青果では、売場トップでトマトの売場を広く確保し、「桃吉トマト」(1 パック298円:以下、税抜)などをボリューム陳列でアピール。また、

続きを読むには…

この記事はDCSオンライン+会員限定です。
会員登録後、DCSオンライン+を契約いただくと読むことができます。

DCSオンライン+会員の方はログインしてから閲覧ください。

取材・文

上林 大輝 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

2000年生まれ。埼玉県出身。法政大学文学部英文学科卒業後、地方新聞社の営業職を経て株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。

流通小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部で執筆・編集を行う。

趣味はお笑い鑑賞、音楽鑑賞。一番好きなアーティストは椎名林檎。

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2025 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態