滋賀県内の空白地に出店! 平和堂の新店「フレンドマート八日市妙法寺店」の売場をレポート

取材・文:森本 守人 (サテライトスコープ代表)
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フレンドマート八日市妙法寺店(平和堂)

フレンドマート八日市妙法寺店(平和堂)

〒527-0046 滋賀県東近江市妙法寺町701
電話:0748-23-0701
近江鉄道八日市線「八日市」駅からクルマで約12分

見どころ

▶即食・簡便商品を充実
▶若年層に向けてベーカリーを強化
▶独自ブランド「あじわい牛」で付加価値を訴求

 平和堂(滋賀県/平松正嗣社長)は4月18日、滋賀県東近江市に「フレンドマート八日市妙法寺店」(以下、八日市妙法寺店)を開業した。今回の出店により、滋賀県内の店舗数は81店舗、全体では165店舗となった。

 八日市妙法寺店は名神高速道路「八日市IC」から約300mの場所に位置する。交通量が多い国道421号線からほど近く、広域からの来店が見込める立地だ。

 国道南側には宅地や工場地帯が広がり、子育て世帯や単身世帯の割合が高い。半径3㎞以内の足元1・2次商圏では20~40代が多く、3~5㎞以内の3次商圏でも30~40代の比率が滋賀県平均を上回り、若年層が多く住むエリアだ。

原田まもる店長
原田まもる店長
「若年層の居住者が
多いため、即食商品、
とくにデリカを強化し
た。地域のお客さまに
支持していただけるよ
う努力したい」

 出店の背景について、平和堂の夏原行平副社長は「当社が重点的に出店を進めているのは東海・京阪エリアだが、ドミナントを形成している滋賀県にもまだ空白地が存在する。今回の八日市エリアはそのひとつで、当社の同エリアのシェアは県全体(37%)よりも13ポイント低く、商機があると判断した」と説明する。

 ただ、八日市エリアの競争は激しい。食品スーパーでは

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取材・文

森本 守人 / サテライトスコープ代表

 京都市出身。大手食品メーカーの営業マンとして社会人デビューを果たした後、パン職人、ミュージシャン、会社役員などを経てフリーの文筆家となる。「競争力を生む戦略、組織」をテーマに、流通、製造など、おもにビジネス分野を取材。文筆業以外では政府公認カメラマンとしてゴルバチョフ氏を撮影する。サテライトスコープ代表。「当コーナーは、京都の魅力を体験型レポートで発信します」。

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