ヤオコー、ついに東京23区初出店!「杉並桃井店」最速レポート(前編)
ヤオコー(埼玉県/川野澄人社長)は6月11日、東京都杉並区に「ヤオコー杉並桃井店」(以下、杉並桃井店)をオープンした。ヤオコーとして東京23区初出店となる同店は、既存のヤオコーの店づくりを踏襲しつつ、新たな商品政策(MD)を各部門、各売場に取り入れている。今回は東京都心から20km~40km圏内での出店となったが、将来的に見据える都心から20km圏内の出店に向けた「足掛かりとなる店舗」(同社)という杉並桃井店について、食品売場の全体像を速報する。
初年度年商目標は30億円!「クイーンズ伊勢丹」跡地に標準サイズで出店

杉並桃井店は、JR中央本線「西荻窪」駅から約1.2km、西武新宿線「上井草」駅から約1.5km離れた、青梅街道沿いに位置する。2024年6月2日に閉店した「クイーンズ伊勢丹杉並桃井店」跡地への出店で、同じ建物内には「モスバーガー」や「トモズ」、クリニックなどがテナントとして入居している。
店舗周辺は大型集合住宅や戸建てが密集しており、子供を持つファミリー層が多い。商圏とする1km圏内には2万9000世帯/5万5000人、3km圏内には11万2000世帯/20万4000人が居住する。

競合としては、1km圏内に「ライフ西荻窪店」「サミットストア善福寺」、3km圏内には「オーケー下井草店」など有力店がひしめいている。自社店舗としては、約6.7km離れて、17年に開業した300坪の都市型小型店「八百幸成城店」(東京都調布市)がある。
ヤオコーの認知度が高いとは言えないエリアであることから、MD面では