人口増加エリアでファミリー層の取り込みめざす「ヨークフーズ東小金井店」のMDを解説

取材・文:上林 大輝 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)
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ヨークフーズ東小金井店(イトーヨーカ堂)外観

ヨークフーズ東小金井店(イトーヨーカ堂)

〒184-0002 東京都小金井市梶野町5-10-1
電話:042-388-6581
JR中央線「東小金井」駅から徒歩約1分

見どころ

▶都内の農家から仕入れた地場野菜コーナー
▶豊洲のまぐろ専門仲卸が厳選した「生本まぐろ」
▶簡便調理ニーズへの対応強化する精肉

 イトーヨーカ堂(東京都/山本哲也社長)は4月25日、東京都小金井市に「ヨークフーズ東小金井店」(以下、東小金井店)をオープンした。

 同店は、JR中央線「東小金井」駅から約250mの至近にある。周辺は住宅が密集しており、店舗から1.5㎞圏内には約4万5000世帯/約9万人が居住する。隣接地では大規模マンションの建設が進んでおり、今後も若いファミリー層を中心に人口増加が見込まれる。

 半径1㎞圏内の競合店としては、「成城石井nonowa東小金井店」「マルエツ東小金井駅北口店」「グレース東小金井店」がある。

 東小金井店は、1階部分が駐車場、2階が売場のピロティタイプの構造だ。約560坪の売場面積で、約1万3000SKUを扱う。

 1階からエスカレーターを昇ると、売場トップの青果から主通路沿いに和日配、鮮魚、精肉、洋日配、総菜、ベーカリーの順に続き、売場中央部に加工食品や冷凍食品、酒類、日用品を展開するオーソドックスなレイアウトだ。

 青果では、最前面の平台にフルーツを豊富に集めており、取材時は「マンゴー(マハチャノ)」(430円:以下税込)、「パパイヤ」(754円)、「ドリアン」(8532円)などのトロピカルフルーツを大きく売り出していた。壁沿いに設けた地場野菜コーナーでは東京・清瀬産の「かぶ」(1パック279円)やあきる野産の「ほおばるミニトマト」(430円)など、都内の農家から仕入れた野菜を揃える。

 鮮魚では、豊洲市場から仕入れた丸物を対面販売しており、「金目鯛」(1尾1490円)、「天然赤えび」(1尾62円)、「活きはまぐり」(108円)など鮮度感ある商品を豊富に揃えていた。また、

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取材・文

上林 大輝 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

2000年生まれ。埼玉県出身。法政大学文学部英文学科卒業後、地方新聞社の営業職を経て株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。

流通小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部で執筆・編集を行う。

趣味はお笑い鑑賞、音楽鑑賞。一番好きなアーティストは椎名林檎。

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