埼玉・川口駅前に2店舗目! 「オーケー川口栄町店」の売場をレポート

北野 裕子 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)
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オーケー(神奈川県/二宮涼太郎社長)は5月27日、JR京浜東北線「川口」駅東口から徒歩5分の場所に「オーケー川口栄町店」(埼玉県川口市:以下、川口栄町店)をオープンした。川口市内では4店舗目、川口駅周辺では2店舗目の出店となり、人口密集地・駅近という好立地で市内のさらなるシェア拡大を図るねらいだ。同店の売場を詳しくレポートする。

2025年5月27日にオープンしたオーケー川口栄町店(埼玉県川口市)

旬の商品が充実の生鮮売場

 川口栄町店の周辺は商業施設や飲食店が建ち並び、食品スーパーも約1km圏内に「マルエツ川口キュポラ店」「肉のハナマサ川口店」「イトーヨーカドー アリオ川口店」「業務スーパー川口駅前店」など有力チェーンがひしめく激戦区だ。さらに531日には、川口栄町店から徒歩12分の場所に「成城石井 ららテラス川口店」が入る商業施設「三井ショッピングパーク ららテラス川口」の開業も控える。

 そうした環境下、オーケーはかねて掲げる「高品質・Everyday Low Price」という理念のもと、地域いちばんの低価格をめざして競合店に対抗する方針だ。なお、川口駅西口から徒歩5分の場所には2007年開業の「オーケー川口店」があり、駅を挟んで2店舗を構えることでシェア拡大をめざす。

開店日は多くのお客が訪れていた

 川口栄町店の売場面積は約450坪で、オーケーでは中型店に位置付けられる。売場は主通路に青果、鮮魚、精肉、総菜の順にワンウェイコントロールを効かせたオーケー定番のつくりだ。

 入口すぐの青果売場では、果物や野菜を陳列。オープン日はニュージーランド産のキウイをボリューム陳列していたほか、ベトナム産のヤングココナッツやリュウガン(ロンガン)、タイ産のマンゴスチンなどアジアンフルーツを品揃えしていた。また、熊本県産の「貴味(たかみ)メロン」や、ニュージーランド産のりんご「ロイヤルガラ」を「旬の果物」としてPOPを付けて売り込んでいた。

旬の果物としてメロンをフェースを広く取って展開
ヤングココナッツやマンゴスチンなどのアジアンフルーツも取り扱う

 野菜は、「旬の夏野菜」というPOPを付け、ズッキーニやオクラを陳列していた。カット野菜やミールキットのセットなど簡便商品も充実させており、スープ・野菜炒めの素との関連陳列も行っていた。

 鮮魚売場では、旬の「いさき」や「鮎」「真鯛」を丸物や切り身で売り出していたほか、即食商品では刺身盛り合わせのファミリーパックや「解凍 蒸しだこ バジル味」を販売。また、鮭は「チリ産 銀鮭」や「アメリカ産 天然紅鮭」を、甘口や中辛に分けて展開していた。

売り出している商品はPOPで大きくアピール

 精肉売場では、オーケーの看板商品の黒毛和牛をブロック肉で販売。「ミスジ」や「内もも」などさまざまな部位で展開していた。そのほか、店舗周辺に飲食店が多いため業務用の購入を意識してか、「冷凍やきとり」コーナーのフェースを広くとり、「国産鶏 しそつくね串」や「国産豚かしら串」、「国産豚白モツ串」など充実したラインアップとなっていた。

豊富なラインアップの冷凍やきとりコーナー
ローストビーフの大容量パックも販売していた

 

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記事執筆者

北野 裕子 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

兵庫県出身。新聞社を経てダイヤモンド・リテイルメディアに入社し、ダイヤモンド・チェーンストア編集部に所属。

趣味は国内の海や湖を巡り、風光明媚な場所を探すこと。おすすめのスポットは滋賀県の余呉湖、山口県の角島大橋。

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