非食品を強化しワンストップ性を向上! 「オーケー新座石神店」の売場を解説

取材・文:小笠原 玲 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)
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生鮮市場TOPスーパービバホーム鴻巣店(マミーマート)入口

生鮮市場TOPスーパービバホーム鴻巣店(マミーマート)

〒365-0062 埼玉県鴻巣市大字箕田1771-1
電話:048-578-4795
JR高崎線「北鴻巣」駅より徒歩25分

見どころ

▶豊富な品種のイチゴを並べる青果売場
▶「肉屋のおつまみ」コーナーで即食アイテムを強化
▶売場の鮮度感を意識した季節魚の巻き寿司を導入

 マミーマート(埼玉県/岩崎裕文社長)は2025年3月19日、埼玉県鴻巣市に「生鮮市場TOPスーパービバホーム鴻巣店」(以下、鴻巣店)を開店した。

 新規出店は、24年11月の「生鮮市場TOPスーパービバホームちはら台店」と「マミープラスセキチュー東松山高坂店」に次いで今期(25年9月期)3店舗目。今回の出店により、マミーマート全体で計81店舗、「生鮮市場TOP!」では計30店舗となった。

 JR高崎線「北鴻巣」駅から徒歩約25分のホームセンター2階に出店した同店。店舗の近隣には、埼玉県東部を南北に通る国道17号線がありクルマでのアクセスが良好なため、広域からの集客を見込んでいる。

 競争環境に目を向けると、鴻巣店の南、国道17号線を挟んで約500mに「MEGAドン・キホーテ北鴻巣店」があるほか、約1.5㎞南に「ベルク鴻巣宮前店」、約3㎞北西に「ロピア吹上店」がある。

 自社店舗としては、約1.5㎞西のJR「北鴻巣」駅前に「マミーマート北鴻巣店」が、約5㎞南に「生鮮市場TOP深井店」がある。今回の鴻巣店の出店により、鴻巣市内におけるシェア拡大を図る。

 鴻巣店の売場面積は568坪と、「生鮮市場TOP!」の標準(600~650坪)と比較すると少し狭い。売場トップの青果では、入口すぐに「バナナ(大房)」(299円:以下、税抜)を並べお客を引き付けるほか、「あまおう」「スカイベリー」「べにたま」「晴苺」などイチゴを豊富な品種で訴求。また、「ドリアン」(5999円)のような食品スーパーでは珍しい商品も揃え独自の売場をつくっていた。

 続く精肉では、「生鮮市場TOP!」で強化している味付け肉を牛・豚・鶏でそれぞれ提案する。取材時は「穀物飼育牛プルコギ風味付(大パック)」(100g100円)で値ごろ感を訴求していた。そのほか、「肉屋のおつまみ」と題したコーナーで、「九条ネギと豚タンのねぎ塩和え」(298円)や「フレッシュ!青ザーサイ」(177円)など即食商品を展開していた。

 鮮魚では、

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取材・文

小笠原 玲 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

早稲田大学文学部(ドイツ哲学専攻)を卒業後、教育系の編集プロダクションで国語の入試問題の制作を担当。2024年、ダイヤモンド・リテイルメディアに入社。

休日の大半を台所で過ごすほど、無類の料理好き。得意な料理は、出汁巻き卵と切り干し大根の煮物。料理研究家の土井善晴氏を尊敬している。

趣味は、ミニシアターで映画をみること。音の大きな映画が苦手で、日常を切り取ったような変哲のない映画やドキュメンタリー映画を好む。見た作品のリーフレットを持ち帰り、コレクションしている。

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