生鮮ゾーンの「一体感」に注目!「ロピアららぽーと堺店」現地レポート

矢野清嗣
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●精肉 標準スタイルの売場を展開!

 精肉売場は約65坪(歩測)で、ロピアの標準スタイルを踏襲した売場となっている。国産豚肉はセンター納品が中心で、常に商品が補充されており、ロピアでは珍しく品切れが見られなかった。輸入豚肉は一部店内加工商品も織り交ぜ、「メガ盛」商品を豊富に揃えていた。

 鶏肉も「桜島とり」はセンター納品だったが、「メガ盛」は店内加工の「四国匠とり」で対応するなど臨機応変な対応がとられているようだ。平台のエンドでは広告商品を訴求しており、営業時間中はスタッフが常時補充を行っていた。来店客の買物カゴを見ていても精肉商品の購入が圧倒的に多く、お客はロピアの精肉に期待して店舗をと訪れていることを改めて認識させられた。

 そのほか売場では、牛肉や自社製のベーコンなどの試食販売を積極的に実施していた。試食商品をみると1つひとつの量が多く、多くのお客が実際に商品を試していた。ロピアではおなじみの光景である。

ロピアららぽーと堺店の売場フロア図

他店にはない「一体感」が見られた生鮮ゾーン

 ロピアの「生鮮ゾーン」は青果・鮮魚・精肉・総菜がそれぞれ独立した形態が多いが、ららぽーと堺店では、これらの4部門が連動したような売場となっており「一体感」のようなものを感じた。

 前述の青果と連動した鮮魚導入部の売場配置や、平台を多用した回遊性の高い売レイアウトによって、入口の青果から生鮮ゾーン奥の精肉までスムーズにお客が流れており、生鮮ゾーン全体ににぎわいをもたらしていた。ロピアが掲げる「生鮮専門店」を体現した売場と言えよう。

 後編では、日配・加工商品・冷凍食品などの売場を見ていきたい。

(店舗概要)
所在地 大阪府堺市美原区黒山22-1
開店日 2022年11月8日
売場面積 約680坪(歩測)
営業時間 10:00~21:00
駐車台数 3050台

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