大店立地法新規届出速報 オーケーが大阪府内に2店舗を新設へ
DCSオンライン編集部の調べによると、今週1週間(6月26日~7月2日)で新規に確認できた大規模小売店舗立地法(大店立地法)の届け出情報は40件だった。経済産業省は2024年3月末に大店立地法の届出状況の公表を終了。以降は、各自治体が届出状況を公表している。今週の各社の動きを見ていこう。
今週、新規に届出を確認できた小売業の顔ぶれをみると、コスモス薬品(福岡県)、薬王堂(岩手県)など、出店意欲旺盛なドラッグストア勢が目立つ。7月1日付けで西友(東京都)買収を完了したトライアルホールディングス(福岡県)の中核事業会社、トライアルカンパニー(福岡県)も4件の届出を行っている。
注目は昨年に関西進出を果たしたオーケー(神奈川県)で、「(仮称)オーケー城東野江店」(以下、城東野江店)、「(仮称)オーケー大東新田西町店」(以下、大東新田西町店)の2店舗を出店することが明らかになった。
いずれも出店地は大阪府内で、届出上の店舗面積(合計)は城東野江店が1500㎡、大東新田西町店が1977㎡。ちなみに2024年1月に居抜き出店した「オーケー西宮北口店」(兵庫県西宮市)は882㎡(約270坪)と小型店の位置付け。この2店舗がどのようなサイズの店となるかに注目だ。
もう1つ注目したいのが、2025年4月に栃木1号店を出店し、関東進出を果たした薬王堂の動き。今週に確認できた同社の届出は4件で、うち3件が茨城県となっている。今後5年間で450店と意欲的な出店計画を掲げる薬王堂。地盤とする東北を飛び出し、今後は関東での店舗網拡大を推進する構えをみせている。