少量商品や高級商品でシニア層の支持獲得を図るヤオコー川越藤間店の売場づくりを徹底解説!

取材・文:松尾 友幸 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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ヤオコー川越藤間店

ヤオコー 川越藤間店

〒350-1142 埼玉県川越市大字藤間218-3
電話:049‐293‐1710
東武東上線「新河岸」駅より徒歩21分

見どころ
▶高級バターなどグレードの高い商品
▶フルラインで展開する魚総菜
▶個食対応を強化した食事パン

 ヤオコー(埼玉県/川野澄人社長)は2021年7月6日、埼玉県川越市に「ヤオコー川越藤間店」(以下、川越藤間店)をオープンした。同店の出店により、埼玉県内の店舗数は93店舗、全体では173店舗となった。

 川越藤間店があるのは、東武東上線「新河岸」駅から1.1㎞の場所で、徒歩では20分程度で到着する。住宅地や農地が広がるのどかな郊外への出店だ。もともとは「サミットストア川越藤間店」があった場所への出店で、建物内には100円ショップやクリーニング店、フィットネスジム、介護施設なども入居している。

 店舗から半径1㎞圏内には2万7000人/1万3000世帯が居住しており、人口・世帯数ともに増加傾向にある。年代別人口構成では40~50代および70歳以上がボリュームゾーンとなっており、世帯別では単身者の比率が35.7%と、埼玉県平均の30.5%よりも5ポイント以上高いのが特徴だ。周辺の競合店としては「いなげや川越新河岸店」「コープ高階店」などがある。

 今回の出店の目的は、

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取材・文

松尾 友幸 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

1992年1月、福岡県久留米市生まれ。翻訳会社勤務を経て、2019年4月、株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。流通・小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部に所属。主に食品スーパーや総合スーパー、ディスカウントストアなど食品小売業の記者・編集者として記事の執筆・編集に携わる。趣味は旅行で、コロナ前は国内外問わずさまざまな場所を訪れている。学生時代はイタリア・トリノに約1年間留学していた。最近は体重の増加が気になっているが、運動する気にはなかなかなれない。

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