鮮魚や青果で新たな取り組みも オーケー登戸店の売場づくりを徹底解説!

取材・文:大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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オーケー登戸店

オーケー登戸店

〒214-0014 神奈川県川崎市多摩区登戸2535-1
電話:044-299-6360
JR南武線・小田急小田原線 「登戸」駅から徒歩3分

見どころ
▶青果売場の生産地から直送する野菜
▶「凍眠市場」コーナーの新商品
▶鮮魚売場で訴求するこだわりの素材

 オーケー(神奈川県/二宮涼太郎社長)は6月22日、神奈川県川崎市に食品スーパー(SM)「オーケー登戸店」(以下、登戸店)をオープンした。

 登戸店は、JR南武線・小田急小田原線「登戸」駅から南西約300mの場所にある。川崎市が地域の生活拠点と位置づけ土地区画整理事業を推進しているエリアに、土地を賃借し出店している。

 基本商圏は、店舗から南西へ約800mの位置で交差する、府中街道沿いの約3㎞に設定する。店舗から半径約3㎞には約15万3000世帯が居住しており、世代別人口構成比では、20代と30代が最も高く、60代以上が県平均より低い。

 競合店としては、「登戸」駅南側すぐの場所で「マルエツ登戸駅前店」が営業するほか、店舗から南西約350mには「東急ストア向ヶ丘遊園店」が、同550mには「ライフ向ヶ丘遊園店」があり、至近で有力店鎬を削る激戦区だ。

 既存店としては店舗から約4.5㎞圏内に「生田店」「成城店」「狛江店」「狛江中和泉店」「溝ノ口店」の5店があり、オーケーは今回の出店によりさらにドミナントを深耕したい考えだ。

 登戸店の売場面積は約1000㎡で、近年オーケーが積極的に出店している300坪タイプの店づくりを踏襲している。

 実際に売場を見ていくと、

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取材・文

大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士

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