4つの切り口の新MDを全面導入したフレッセイ足利南店を徹底解説

取材・文:大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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フレッセイ足利南店の外観

フレッセイ 足利南店

〒326-0338 栃木県足利市福居町254-7
電話:0284-22-3744
東武伊勢崎線「東武和泉」駅より徒歩約15分

見どころ
▶総菜・ベーカリー部門で販売するこだわり商品
▶健康志向に対応した大豆ミートの提案
▶生鮮3部門に設置する「ちゃんとKANTAN」コーナー

 アクシアル リテイリング(新潟県)傘下のフレッセイ(群馬県/植木威行社長)は3月25日、栃木県足利市に食品スーパー(SM)「フレッセイ足利南店」(以下、足利南店)をオープンした。

 足利南店は、東武伊勢崎線「東武和泉」駅から南西約1.2㎞の国道293号沿いにある。同地にある足利丸足地方卸売市場が、民営化に伴い市場西側の約2万6000㎡を、商業施設誘致を目的としてデベロッパーに賃貸。そこにオープンした近隣型ショッピングセンター(NSC)の核テナントとして開業したかたちだ。同店のほかNSC内には、100円ショップやドラッグストアなど約10のテナントが入居する。

 基本商圏に設定する半径2㎞圏内には、1万3981世帯/3万4691人が居住する。商圏特性としては若いファミリー層が多く住むエリアだ。

 近隣の競合店には、店舗から北へ約500mにヨークベニマル(福島県)が運営するNSC「ヨークタウン足利」、南西約750mにマミーマート(埼玉県)の生鮮強化型SM「生鮮市場TOP足利店」があり、至近に有力チェーンが存在する“超激戦区”だ。

 こうした競争が厳しい環境のもと

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取材・文

大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士

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