衝撃の「18時閉店」、 2021年初出店ロピア小平店を徹底レポート!

矢野清嗣
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驚異の安さの青果売場、入口付近で買い物カゴがいっぱいのお客も

 ここからは売場を見ていこう。

 小平店の売場面積は約570坪(歩測)。売場スペース構成比では、生鮮4部門で全体の33%を占める。そのほか日配品が24%、加工食品が25%、菓子が11%、酒類が7%と、バランス型のスペース配分と言っていい。

ロピア小平店の売場レイアウト

 導入部の青果売場では、入口付近に目玉商品を配置しており、開店時はイチゴを2パック500円で提供していた。「とちおとめ」「ゆめのか」「あまおう」「ゆうべに」「やよいひめ」「いちごさん」「紅ほまれ」「きらぴか香」「スカイベリー」などブランドも豊富で、多くのお客は2パックを買い物カゴにいれていた。

 平台ではトマト(8個299円)、アボガド(1個79円)、長なす(6本180円)など、壁面ではレタス(97円)、キャベツ、大根 (各1個79円)などを販売。もやしは200gのものを18円と強烈な安さで提供していた。入口近くということもあってか、青果売場は常時混雑しており、この時点で買い物カゴがいっぱいになってしまっているお客も見かけた。

 続いて精肉売場を見ていこう。青果から続く壁面12尺に自社製加工肉コーナーを展開し、豚肉コーナーにつなげている。豚肉コーナーの商品はセンター納品を基本としており、千葉産の三元豚をメーンに、神奈川県産のロピアオリジナル豚肉8品目を扱う。輸入豚は、カナダ、イタリア、スペイン、米国産を扱う。

冷凍の「豚バラスライス(イタリア産)」の大容量パックは100g99円と驚きの安さで提供する

 店舗奥側の壁面36尺で展開する牛肉コーナーでは、5等級の黒毛和牛と4等級のオリジナルブランド「みなもと牛」をベースに、米国産、豪州産の輸入牛も扱う。ラム肉はニュージランド産のものを品揃えする。平台では、日替わりの牛肉、輸入豚、大容量、冷凍肉などをそれぞれコーナー展開する。 

大容量商品を多数ラインアップ

 店舗奥側の主通路で展開する鮮魚売場では、壁面36尺でカツオや真鯛、ブリといった各種刺し身用切り身のほか、ウニやイクラなどを販売。マグロは長崎県産「生本まぐろ(養殖)」(100g500円)、長崎産「生まぐろ中トロ刺身用」(100g590円)などを揃える。

 20尺の平台では、「真鯛切身4切」「銀たら5枚」「アトラティックサーモン切身4切」(各1000円)などを販売。冷凍魚にも力を入れていて、「イカ4杯」(1090円)、「冷凍ボイル帆立800g」「むきエビ1kg」などを1000円均一で提供する。売場ではどの商品を買うか悩んでいるお客を多く見かけた。

 寿司コーナーは20尺の平台で展開。品揃えは既存店と比べると絞り込んでいるようで、メーン商品の「魚萬寿司」は9貫(1190円)、18貫(2300円)、27貫(3000円)をラインアップ。そのほか「まぐろ握り寿司」(9貫880円)、「えびづくし」「貝づくし」(9貫790円)のほか、「魚萬海鮮たっぷりちらし寿司」「穴子丸ごとちらし」(各2000円)などちらし寿司、「ねぎとろ丼」(600円)、「いくら丼」(790円)など海鮮丼も扱う。

 後編では、注目の総菜売場のほか、日配、加工食品、菓子、酒類などの売場を解説していく。

(店舗概要)
所在地 東京都小平市上水本町4-22-1
開店日 2021年2月11日
売場面積 約570坪(歩測)
営業時間 9:00~18:00
駐車場 245台

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