イオンスタイル有明ガーデンの売場から感じた“脱GMS”の意識

矢野清嗣
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各売場から感じる“脱GMS”の意識

 「イオンスタイル」屋号の店舗は、売場すべてが直営のケースが多い。だが、この有明ガーデンはテナント出店であり、食品に特化した店であるため、ほかのイオンスタイル店舗とは多少状況が異なるようだ。「総合スーパー(GMS)の食品売場」でも、「食品スーパー」でもない、イオン独自のスタイルであるように思う。

 イオングループの食品売場の多くは、GMSとしての「量感」を重視しており、単品販売が目に付くが、この店は「質感」と「商品選択」を重視した商品構成であり、各カテゴリから“脱GMS”の意識を感じた。「食品専門店」をめざしているのだろうか。「都市型」の食品売場を構築するには、「質」と「選択の幅」が重要であると認識しているのかもしれない。売場からは「食品スーパー企業が運営する食品スーパー」との違いをアピールしたいという意志を感じた。

店舗周辺には高層マンションが建ち並ぶ

 コロナショックで開店が延期し、インバウンドも期待できないうえ、併設するマンション部への入居も遅れているようで、状況はとてもよいとは言えない。ただ、店舗周辺には高層マンションが多く、同じくタワーマンションが建ち並ぶ豊洲地区にも近い。週末は多くの来店が期待のできる地区である。インバウンドが戻り、マンションの入居が進めば、有明の新たな「顔」となる店になるのは間違いない。

開店日 2020年5月15日
所在地 東京都江東区有明2-1-8(住友不動産ショッピングシティ有明ガーデン1階)
アクセス ゆりかもめ「有明」駅徒歩2分、東京臨海高速鉄道臨海線「国際展示場駅」徒歩4分
店舗面積 約2285㎡
店舗構造 鉄骨5階建て
営業時間 8:00~23:00
駐車台数 約1900台、駐輪台数約1700台

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