イオンスタイル有明ガーデンの売場から感じた“脱GMS”の意識

矢野清嗣
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トップバリュをベースとした豊富なラインアップ

 日配では、和日配は青果、総菜と併設させるかたちで売場を展開、洋日配はエスカレーター側の入口から見て右サイドでゾーンを形成する。

 和日配は「漬物」「水物」「練物」「揚げ・豆腐」「納豆」という順でそれぞれコーナーを展開。基本はトップバリュ商品にこだわり商品を絡めた商品構成となっている。たとえば、豆腐では「相模屋食料・絹400g」(75円)をベースに、「京とうふ藤野」、「むつみ高尾にがり」などのこだわり商品を差し込んでいる。納豆も「タカノフーズ」やトップバリュ商品をベースとしつつ、こだわり商品を扱うことで品揃えに幅を持たせている。

 加工食品も豊富なラインアップが特徴だ。ナショナルブランド(NB)の売れ筋商品とトップバリュ商品を基本としつつ、全国の銘品や輸入商品、健康食品などを豊富に揃える。

 たとえば調味料売場の醤油コーナーでは、北海道の「はぼまい昆布しょうゆ」、群馬の「正田醤油」、埼玉の「柴峰醤油」、石川の「ヤマト醤油」など全国6地区の有力メーカー商品19品目を品揃えする。ポン酢やドレッシング、つゆなどについてもローカルメーカー商品、外国産商品を豊富に揃え、お客の選択肢を広げている。

 菓子も同様に品揃えにバラエティを持たせており、スナック菓子やチョコレート、グミなどは輸入品コーナーをそれぞれ設けており、クッキーや米菓では国産のこだわり商品も充実させていた。

 健康関連商品では3尺8本の売場で「ヴィヴィーガンの方に- for vegan」(完全菜食主義)」「カラダをキレイにする、自然の力。グリーンアイオーガニック」「プロテイン足りてますか」と記したパネルを掲げ、各テーマにあわせ商品を配置していた。どの売場にもトップバリュ商品が差し込まれているのが特徴的だ。こうした商品ラインアップは強力な調達力とバラエティ豊かなPBを持つイオングループだからこそ実現可能であり、ほかのチェーンはなかなか真似できるものではないだろう。

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