大和ハウス、「イーアス沖縄豊崎」のテナントに一気通貫の物流サービス

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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大和ハウスの「イーアス沖縄豊崎」
イーアス沖縄豊崎は店舗面積約4万7600平方メートルの大型商業施設

 大和ハウス工業は、6月19日に開業した大型商業施設「iias(イーアス)沖縄豊崎」の出店テナントに、工場や倉庫などから施設内の店舗まで貨物を届ける一気通貫の物流サービスを子会社の大和物流を通じて提供する。

 東京港と大阪港、博多港の近隣に集積場を設け、テナント企業から集荷した貨物や持ち込まれた貨物を混載し、那覇港に海上輸送した後、イーアス沖縄豊崎までトラックで運ぶ。通常の混載輸送と比較して、物流費を最大で約2割抑えられる。また、一般的な海上コンテナ輸送よりも到着日数を短縮できる。

 イーアス沖縄豊崎に到着した荷物は、店舗別に仕分けをした後、各店舗まで届ける。大和物流は、「イーアスつくば」(茨城県つくば市)、「イーアス高尾」(東京都八王子市)、「GRANODE(グラノード)広島」(広島市)の各施設でも、荷さばき場の管理や出店テナントへの荷物の配送・集荷などの館内物流サービスを提供している。

 イーアス沖縄豊崎は大和ハウス工業が開発した大型商業施設で、店舗面積は約4万7600平方メートル。生活雑貨の「ロフト」や家電量販店の「コジマ×ビックカメラ」、スポーツ専門店「スーパースポーツゼビオ」などが出店する。当初は4月下旬に開業の予定だったが、新型コロナウイルスの影響で約2カ月遅れでの開業となった。

 現時点でのテナント数は126店舗だが、2022年3月開業予定の屋内型ミニチュアテーマパークを含めて、150店程度にまで増える。

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