千葉北西部のドミナントをさらに深耕 「ヤオコー松戸古ケ崎店」の売場づくりを速報!
ヤオコー(埼玉県/川野澄人社長)は6月26日、千葉県松戸市に「ヤオコー松戸古ケ崎店(以下、松戸古ケ崎店)」をオープンした。同店は「南流山店」(千葉県流山市)と「松戸上本郷店」(千葉県松戸市)の間に位置し、千葉県北西部におけるヤオコードミナントの間隙を埋める出店となった。売場各所では新たな商品政策(MD)を投入し、ヤングからミドルまで幅広い客層の取り込みをめざす。
“変化”のある売場で いつでも楽しめる店をめざす
松戸古ケ崎店は、JR常磐線「松戸」駅から2.3kmの流山街道沿いの好立地にある。
周辺は戸建て住宅と低層マンションが建ち並ぶ住宅街が広がり、人口は半径1km圏内が2万9000世帯/5万5000人、3km圏内は11万2000世帯/20万4000人。人口、世帯数ともに増加傾向にあるエリアで、とくに世帯数の伸びが大きい。
店舗から3km圏内は40~50歳代のミドル層が最も多く、千葉県平均との比較では1.1%ほど高くなっている。また、世帯構成は単身者が最も多く、次いで2人世帯となっている。
こうした商圏特性を勘案し、松戸古ケ崎店は40歳代・共働きのヤングファミリー層をメーンターゲットに据える。とくに平日夕方に需要が集中する総菜をはじめとする即食商品の品揃えを充実させるなど、時間帯別MDに注力する。
競合店は約700m先に「生鮮市場TOP!松戸古ケ崎店」(旧「マミーマート松戸古ケ崎店」を現在改装中、7月12日オープン予定)、約900m先に「スーパーベルクス北松戸店」がある。また、3km圏内には「ロピア松戸店」「マルエツ栄町店」など合計31店舗の食品スーパーが密集する激戦区となっている。
売場面積は1840㎡の標準サイズで、総SKU数は1万5290。内訳は、生鮮が970、グロサリーが1万3990、デリカが330となっている。「当社が推進する『南北政策(※)』において、松戸古ケ崎店は南エリアに該当する。精肉関連商品のラインアップを強化し、中でも豚肉に注力している」(広報担当者)という。
※ヤオコーは国道16号線を境に「北」と「南」で商品構成、販促方法などを変えている