玉川高島屋S・C、開業50周年に合わせて改装、食料品フロア全体をリニューアル

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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玉川高島屋SC
1969年に日本初の本格的郊外型ショッピングセンターとして開業した

 髙島屋子会社の東神開発が運営する「玉川高島屋S・C」(東京都世田谷区)が開業50周年に合わせて順次改装を行う。食料品フロア全体をリニューアルするなど、約100店舗が新規・改装オープンする。

 玉川高島屋S・Cは1969年に日本初の本格的郊外型ショッピングセンターとして開業、今年11月11日に開業50周年を迎える。二子玉川駅周辺の再開発が進んだことなどから、市場規模は2010年と比べて1.5倍、二子玉川駅の乗降客数も1.6倍に増えるなど市場環境は大きく変化した。

 今回の改装では、集客の核となる「食」を中心に物販・サービス機能を強化する。百貨店中心の本館地下と専門店が入る南館地下を「フーズシティ」として一体化。食品スーパー「明治屋」が改装でデリ部門を強化、「崎陽軒」はイートインを併設していずれも9月18日に改装オープンする。そのほか、コーヒーや菓子・ワインなど輸入食品を扱う「カルディコーヒーファーム」が11月中旬に新規オープンするなど、29店が改装、14店が新規に出店する。

 衣料品関連ではバレエ・ダンス用品の「チャコット」、スニーカーの「ニューバランス」、ニット中心の「ジョン スメドレー」などが新規オープンする。

 また、コミュニティー機能を強化するため、屋上庭園も改装。1400平方メートルのイベントスペースやカフェ、ダイニングなどを併設して11月上旬にオープンする。本館1階のイベント・休憩スペース「グランパティオ」は20年春をめどに改装を実施、シーズンごとにテーマを決めて専門家が選んだ本を自由に読めるようにするほか、植栽を充実させる。

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