超繁盛店の売場から見えてきた! 絶好調ロピアの強さと死角!

矢野清嗣
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破竹の勢いで売上を拡大させるロピア(神奈川県/高木勇輔社長)。前編では、同社ナンバーワン店舗とも目される屈指の繁盛店「ロピアららぽーとTOKYO-BAY店」(千葉県船橋市:以下、TOKYO-BAY店)の生鮮食品売場をレポートした。後編では、注目の総菜売場のほか、日配、グロサリーの売場を見ていこう。

ロピア

豊富な肉総菜のラインアップ!

 精肉部門と並んで、ロピアの強化部門とみられるのが、総菜だ。TOKYO-BAY店の総菜売場を見ると、精肉の加工肉コーナーと同様に、メンチカツやトンカツ、肉団子などロピアオリジナルの自家製総菜を豊富に揃えている。この自家製商品が、同社に利益をもたらす源泉であり、ロピアの個性を強烈に打ち出す強みにもなっている。

 各コーナーを見ていくと、弁当では「自家製鶏モモ唐揚げ弁当」「さばの塩焼き弁当」などの298円弁当を価格訴求品と位置づけ、「ロピア特性ロースカツ重」(350円)、「鮭幕の内弁当」(380円)、「大きいかつ丼」(598円)などをラインアップする。フライ・焼き物では、「自家製キャベツメンチカツ」(98円)、「ロースとんかつ」(298円)、「自家製ロピア餃子14個」(298円)、「自家製肉団子5個」(398円)などを品揃えする。筆者の印象では、肉総菜が総菜全体の8割強を占めているようだ。

 ベーカリーの扱いもあり、総菜側入口付近のピザコーナーでは「ロピアピザ」(580円)、「メキシカン」(777円)など10種類を揃える。売れ筋の「ロールパン5個」(198円)は、4袋まとめ買いだと驚異の398円で販売する。

 また、2016年12月に傘下におさめた総菜メーカー、利恵産業(神奈川県/浜野仁志社長)から仕入れた商品も差し込んでいる。ポテトサラダやおにぎりなどはその一例で、商品ラインアップの幅を広げている。TOKYO-BAY店独自の取り組みとしては、中華総菜「ドラゴン」、地元の創作総菜「なかはら」をテナントとして導入している。これも、商品の幅を広げるための策であると思われる。

TOKYO-BAY店の売場レイアウト
TOKYO-BAY店の売場レイアウト

多店舗化に対応可能な高い調達能力

 日配売場は大きく2つに分かれており、納豆や豆腐、練物などは青果・精肉関連ゾーン、乳製品やチルド飲料などは店舗奥の主通路壁面に配置。1段目にナショナルブランド、プライベートブランドの価格訴求商品を並べた、基本に充実な商品配置となっている。

 納豆は「タカノフーズ・極小粒45g×3」(65円)、豆腐では「ハギワラ・豆腐350g」(59円)といった具合に定番を。洋日配では、「フルヤ乳業・成分無調整牛乳1ℓ」(155円)を重点的に売り込むほか、ヨーグルトのバンドル販売を充実させている。冷凍食品はEDLP(エブリデイ・ロープライス)の5割引を基本としているようだ。アイスクリームは個食タイプを80円、「ハーゲンダッツ・ミニカップバニラ」は188円で販売。

 加工食品は、「日清食品・カップラーメン」、「にんべん・つゆの素1 ℓ」などの売れ筋をゴンドラ1段目のジャンブルケースで展開。飲料はケース売り重視の売場となっている。
 酒類では、ビール系飲料と缶チューハイの売場を広く取っているようだ。ワインは傘下の輸入商社・ユーラスから仕入れた、チリ産、フランス産、イタリア産を価格訴求商品と位置づけ安さを訴求する。

 なお、ロピアではパスタ、オリーブオイルなどもユーラス経由で直輸入していると見られる。ロピアは大手チェーンと比較すると販売額は小さいものの、傘下に総菜メーカーと輸入商社を抱えるなど、多店舗化にも十分対応できる商品調達能力がすでに保有しているものと思われる。

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ロピアの死角とは?

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