生鮮総菜も強化! 大髙会長の期待を超えた最新店舗「ヨークベニマル桑野店」の総菜戦略

松尾 友幸 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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生鮮各部門が連携してつくる総菜も

  桑野店では、生鮮各部門が連携して製造する生鮮総菜にも力を入れている。一部の店舗で導入が始まっている、生鮮総菜の加工専用の作業場をバックヤードに設け、「たことミニトマトのマリネ」や「炭火焼ローストビーフポテトサラダ添え」(いずれも298円)など、複数の生鮮部門の新鮮な素材を組み合わせたおしゃれな「カップデリ」を展開し、おつまみ需要に対応する。「部門の横ぐしを通して初めて、お客さまの求める商品を具現化できるようになった」(商品開発担当者)という。

生鮮各部門が連携して製造している「カップデリ」
生鮮各部門が連携して製造している「カップデリ」

 生鮮各部門の連携では、「たらのイタリアン蒸し」(398円)や「豚バラ肉のスパイス蒸し」(298円)など、電子レンジで数分温めるだけで食べることができるレンジアップ商品も展開している。

生鮮各部門の素材を活用したレンジアップの簡便商材
生鮮各部門の素材を活用したレンジアップの簡便商材

 大髙会長は「思い切って新しいMDに挑戦しており、私の期待をはるかに超える感動があった」と桑野店の取り組みを高く評価している。桑野店は、ヨークベニマルが従来の考えにとらわれず、さまざまな新しい試みに取り組んだ店舗であるようだ。

 

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記事執筆者

松尾 友幸 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

1992年1月、福岡県久留米市生まれ。翻訳会社勤務を経て、2019年4月、株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。流通・小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部に所属。主に食品スーパーや総合スーパー、ディスカウントストアなど食品小売業の記者・編集者として記事の執筆・編集に携わる。趣味は旅行で、コロナ前は国内外問わずさまざまな場所を訪れている。学生時代はイタリア・トリノに約1年間留学していた。最近は体重の増加が気になっているが、運動する気にはなかなかなれない。

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