長野のローカルスーパー「ツルヤ」のPBが強すぎる!

2019/05/08 05:00
「ダイヤモンド・チェーンストア」副編集長 雪元史章

③モチモチの生地がたまらない「オリジナルピッツァ」(399円)

超本格的な味わいの「オリジナルピッツァ」

 チルドで注目したいのが「オリジナルピッツァ」(399円)だ。家庭向けピザメーカーのジェーシー・コムサ(東京都)との共同開発品(製造も同社)で、ナポリ風生地にトマトソースとチーズを散りばめたシンプルな商品である。

 調理は簡単で、250℃のオープンレンジで約4分温めるだけ。もっちりとした生地と薫り高いトマトソースは専門店顔負けのレベルに感じた。もう少しボリュームが欲しければ、同じくPBの「熟成あらびきウインナー」(259円)を適当なサイズにカットしてトッピングすることをおすすめしたい。

④土産品としても最適!圧巻の品揃えの「ジャム」(279円~)

ジャムのラインナップは圧巻。長野土産としても最適だ

 最後に紹介しておきたいのがPBのジャムだ。レジ近くのゴンドラエンドでボリューム陳列されているが、驚くのはそのラインアップの豊富さ。いちごやブルーベリーといった定番商品のほか、「信州ほおずき」「りんごバター」「ルバーブ」などユニークな商品も多く揃えている。土産品やギフトとしても喜ばれそうな逸品だ。

PBそのものが来店動機を生み出している

PBそのものが来店動機を創出している

 ここまで紹介してきた商品はほんの一部に過ぎないが、地元メーカーと手を組みつつ、素材や製法にこだわった質の高い商品をツルヤがつくり出していることがわかるだろう。もちろん、それだけに価格は決して安くはない。ナショナルブランド(NB)と比較しても割高な商品も多い。

 それでもツルヤのPBが支持されているのは、品質の高さや安全・安心を打ち出していることに加え、NBはない切り口の商品コンセプトがあるからだ。それが「買物の楽しさ」を生み出し、「ツルヤに行きたい」という来店動機につながっているのである。支持されるPBをつくり上げるうえで、ツルヤのPB戦略は大きなヒントになるはずだ。

 

 

1 2

人気記事ランキング

© 2019 by Diamond Retail Media