栃木県に初出店!コストコ壬生倉庫店の売場を解説

2022/07/12 05:55
    湯浅 大輝 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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    コストコ壬生倉庫店の売場に潜入!

    入口を入ると、家電やジュエリー、調理器具などが販売される非食品売場が並ぶ。コストコ壬生倉庫店

    「TOMSレーシングシミュレーター」など、コストコ壬生倉庫店出店を機に導入する商品も陳列していた。コストコ壬生倉庫店

    奥に進むと、衣料品やゴルフクラブなどのスポーツ用品を販売する非食品売場、右手には食用油や菓子を展開する加工食品売場が並ぶ。「日光金谷ホテル」のクッキーなど、地元の商品も展開していた。

    左手には季節商品が見える。現在は、家具やサウナ用品などが置かれていたが、8月からはクリスマス商品を売り出すという。これは、コストコの「アーリーイン・アーリーアウト(Early in Early Out)」という考え方を元にしていて、実際の季節よりも先行して商品を売り出すことで、季節商品の売り逃しをなくすための取り組みだ。

    コストコ壬生倉庫店

    さらに奥に入ると、ワイン売場、酒類売場がならぶ。店舗最奥部には、生鮮、総菜売場、ベーカリーがある。

    コストコ壬生倉庫店
    取材日はオープン前であったため、生鮮品は陳列されていなかった

    バックヤードでは、ベーカリー、生鮮、総菜の作業場がつながっていて、冷蔵・冷凍ケースから素材を取り出し、調理する仕組みが構築されている。また、総菜の作業場では、寿司の自動握り機を導入。「これまでは、ワサビを人の手で注入する必要があったが、特注の機械を導入したことにより、全自動で調理ができるようになった」(ケン・テリオ氏)

    コストコ壬生倉庫店の年商目標は未公表。コストコは2030年までに日本国内に60カ所体制を目標にしている。今後の出店計画にも注目だ。

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    記事執筆者

    湯浅 大輝 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

    1996年生まれ。シンガポール出身。同志社大学グローバル・コミュニケーション学部卒業後、経済メディアで記者職に就く。フリーライターを経て、2021年12月ダイヤモンド・リテイルメディアに入社。大学在学中に1年間のアメリカ・アリゾナ州立大学への留学を経験。好きな総菜はローストビーフ、趣味は練馬区を散歩すること。

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