ヤオコー大宮櫛引店が実行する「ヤングファミリーの支持を固める」MDとは

取材・文:湯浅 大輝 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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ヤオコー大宮櫛引店

ヤオコー大宮櫛引店

〒331-0825 埼玉県さいたま市北区櫛引町2-109
電話:048-788-4011
JR「大宮」駅よりクルマで約10分

見どころ
▶「ヤングファミリー層」に対応するMD
▶ワインを中心に、小川貿易を介した「直輸入」の商品を展開
▶至近にあるベルクに対抗するため、ヨーグルトなどを「EDLP」で販売

 ヤオコー(埼玉県/川野澄人社長)は、2022年5月17日、埼玉県さいたま市に「ヤオコー大宮櫛引店(以下、櫛引店)」をオープンさせた。同店はJR「大宮」駅から北西に約1.9㎞、埼玉新都心交通「鉄道博物館」駅から南西に約1.1㎞に位置する。店舗周辺は、市街化調整区域に囲まれていて、戸建てと中低層共同住宅が混在し、人口が密集している。

 店舗から半径1㎞圏内には約1万5000世帯/3万3000人が居住し、2~3人世帯が多く、年齢層は40~50代の割合が最も高い。同店から半径3㎞圏内には、同社の店舗が4店(大宮上小町店、大宮盆栽町店、西大宮店、大宮宮原店)あり、櫛引店の出店によってドミナントエリアのさらなる深耕を図る。

 同店は、商圏にいちばん多い40~50代のファミリー層をメーンターゲットに据え、サブターゲットを20代後半~30歳代の2~4人家族と20~30歳代の単身者に設定する。ヤオコーは、21年10月開業の「和光丸山台店」でヤングファミリー層の支持拡大をねらった商品政策(MD)を打ち出している。同店では、商圏に20~40代のファミリー層が多く、櫛引店と客層が近い。櫛引店では和光丸山台店同様、ヤングファミリー層の支持を固めるMDを展開する。

 売場を見ていくと、総菜売場では

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取材・文

湯浅 大輝 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

1996年生まれ。シンガポール出身。同志社大学グローバル・コミュニケーション学部卒業後、経済メディアで記者職に就く。フリーライターを経て、2021年12月ダイヤモンド・リテイルメディアに入社。大学在学中に1年間のアメリカ・アリゾナ州立大学への留学を経験。好きな総菜はローストビーフ、趣味は練馬区を散歩すること。

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