ライフ、セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店、売場づくりとねらいを徹底解説

取材・文:湯浅 大輝 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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セントラルスクエア 恵比寿ガーデンプレイス店

セントラルスクエア 恵比寿ガーデンプレイス店
(ライフコーポレーション)

〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-20-7 恵比寿ガーデンプレイスセンタープラザ地下2階
電話:03-3445-1090
JR山手線・埼京線「恵比寿」駅より徒歩約8分、東京メトロ日比谷線「恵比寿」駅より徒歩約12分

ライフコーポレーション(大阪府/岩崎高治社長:以下、ライフ)は、4月15日、東京都渋谷区に「セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店(以下、恵比寿ガーデンプレイス店)」をオープンした。岩崎社長が「『SM4.0』を実現させるために、社運をかけるというくらいの気持ちで(開店に)臨んだ」と話すほど、ライフとしては挑戦的な店舗になっている。 ※文中の価格はすべて税抜き

ライフ首都圏出店戦略の「ど真ん中」で新SMを

 恵比寿ガーデンプレイス店は、JR山手線・埼京線「恵比寿」駅から徒歩約8分にある、複合施設「恵比寿ガーデンプレイス」の地下2階、2021年2月に営業終了した「三越恵比寿店」の跡地にオープンした。サッポロ不動産開発(東京都/時松浩社長)が管理・運営する同施設は1994年に開業、2022年秋に商業棟を「センタープラザ」としてリニューアルオープンすることが決まっている。食品・生活雑貨フロアである地下2階が先行して4月15日にリニューアルオープンし、高級スーパー「明治屋ストアー」などとともに、恵比寿ガーデンプレイス店は開業した。

 なぜ、ライフはこの地に新店をオープンしたのか。その背景を岩崎社長は「(恵比寿ガーデンプレイス店の)商圏(半径約4.5km)には、当社の店舗がすでに7店舗存在する。サッポロ不動産開発さんに出店の打診をいただいて、それら7店舗のど真ん中に出店できるということで『ぜひ任せていただきたい』とお返事した」と説明する。つまり、ライフは首都圏エリアの中でも有数のドミナントエリアの深耕をめざし、同店の出店を決めたのだ。

 同店の近隣には、「ライフ」屋号の「中目黒店」「渋谷東店」「東五反田店」「ムスブ田町店」などが店を構えていて、その7店舗で1日当たり平均約3万人、年間で延べ1000万人が来店し、年商は約200億円に上るという。恵比寿ガーデンプレイス店では、「これまで培ってきた首都圏のお客さまの購買データを活用し、恵比寿の商圏のお客さまに支持される品揃えと売場づくりに挑む」(岩崎社長)のがねらいであり、「新しい食品スーパー(SM)をつくる覚悟」(同)だとぶち上げた。

松竹梅を超える「寿」ランクの商品訴求

 では、“ 新しいSM”をつくるために、具体的に同店ではどんなことに取り組むのか。岩崎社長は、

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取材・文

湯浅 大輝 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

1996年生まれ。シンガポール出身。同志社大学グローバル・コミュニケーション学部卒業後、経済メディアで記者職に就く。フリーライターを経て、2021年12月ダイヤモンド・リテイルメディアに入社。大学在学中に1年間のアメリカ・アリゾナ州立大学への留学を経験。好きな総菜はローストビーフ、趣味は練馬区を散歩すること。

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