メニュー

冷凍食品なのにシェフが手作り!高級グルメ冷食専門店Z’s MENUの実力とは

見るべき店大

コロナ禍でまとめ買い需要が高まり、ますます需要が拡大している冷凍食品。食品スーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどでも売場が広がっている。そんななか冷凍食品メーカーのSL Creations(東京都/佐藤健社長)が開店した冷凍食品専門店「Z’s MENU」ショップが支持を得ている。「驚きの冷凍食品」を掲げる同店の商品開発、提案方法を取材した。

独自の厳選素材を生かし、手間暇かけて製造

 SL Creationsは1970年創業のメーカーで、冷凍食品や健康食品、化粧品の製造、販売などを手掛ける。そのうち主力の冷凍食品については「どこよりも安心・安全」「どこよりも美味しい」を掲げて、商品を開発。96年には業界に先駆け、商品製造時に化学的合成添加物を使用しないという「安全宣言」を発表し注目を集めた。

 そんな同社が2021年6月9日、百貨店「阪急うめだ本店」(大阪府大阪市)の地下1階にある洋総菜売場の一角に、同社初の冷凍食品専門店「Z’s MENU」ショップを開店した。

2021年6月9日、百貨店「阪急うめだ本店」にオープンした「Z’s MENU」ショップ

 同店は、SL Creationsが開発した冷凍食品の新シリーズ「Z’s MENU」を扱う店舗だ。「Z’s MENU」は、「Z」がアルファベットの最後の文字であるように、「それ以上先はない、至高」と言えるようなこだわりの冷凍食品を追求するシリーズだ。

 同シリーズを開発した経緯について、SLCreations「Z’s MENU」店長の北川智氏は「創業50周年を機に、これまでの当社のノウハウを結集し、本物志向の冷凍食品をつくろうと考えた」と説明する。

 「Z’s MENU」シリーズは、安全・安心の基本方針に加えて、レストランのようなおいしさを志向している。商品の製造は、和・洋・中といった各領域の調理・加工に強い専門工場と連携し、SL Creationsがシェフや専門家と独自開発したレシピをもとに行う。ただ、工場製造とはいえ大量生産するのではなく少量ずつ、手間暇をかけて調理しているのが特徴だ。北川氏は「工場で画一的に調理された商品とはおいしさが格段に違う」と話す。

 もう1 つのこだわりが、素材だ。S LCreations独自の厳格な基準をクリアした素材を厳選している。たとえば精肉は、抗生物質・治療用化学薬品・遺伝子組み換え飼料・ホルモン剤を使わず肥育したオリジナルの銘柄肉を使用する。

1個約4000円の商品も!ギフト用購入も増加中

 「Z’s MENU」ショップを

・・・この記事は有料会員向けです。
続きをご覧の方はこちらのリンクからログインの上閲覧ください。