小売業・メーカーのデータ分析・活用の現在地
少子高齢化や労働人口の減少、コロナ禍で変化する店舗・商品の選択基準、円安による物価高などの影響によって、従来の価格訴求型のマーケティング戦略で小売業が売上を継続的に伸ばしていくことが難しくなっています。デジタルファーストの顧客の価値観も多様化し、店舗に来店する前の情報収集が当たり前になっており、顧客の購買行動を把握することは容易ではありません。
これまで、食品スーパーやドラッグストア、コンビニエンスストアでは、ID-POSデータを活用して、優良顧客の育成や集客に寄与する商品の発見、効果的なプロモーション施策に役立ててきました。しかし、ID-POSデータで把握できるのはあくまで自店を利用している顧客の購買傾向であり、自店以外のチェーンを利用している顧客の購買動向までつかめないため、顧客の購買行動の全体像を把握するには不十分でした。
小売業からID-POSデータの提供を受けて活用している食品メーカーにおいても、商品ブランドごとの売上貢献度や優良顧客のプロファイル、競合商品の影響等の傾向はつかめても、あくまでその小売業のみ、自社カテゴリのみの顧客の購買傾向の把握にとどまっていることが少なくありません。
「優良顧客」の購買行動をチェーン、カテゴリー横断で把握するデータ分析とは
そうした状況の中で注目を集めているのが、人に紐づいた”IDレシートデータ”による分析手法です。業態やチェーン、カテゴリーを横断した買い回り分析が容易に行えるため、「顧客理解」の解像度を高められるデータ分析手法として食品メーカーを中心に拡大しており、コンビニチェーンでの利用もはじまりました。
食品メーカーにおいては「店舗横断のリピート&離脱」「自社商品ファンのHML(Heavy、Middle、Light)分析」「自社カテゴリー以外の併売商品の発見」などの分析ができることから、コンビニ商談に活用しているケースも増えています。
今回のセミナーでは、フェリカネットワークスが提供するコンビニ特化型のBIツールを活用してデータ分析に取り組んでいるローソンとカルビーにご登壇いただき、データ分析・活用の現状の取り組みや課題、成果、”IDレシートデータ”分析サービスの活用状況、小売業と食品メーカーの協働によるデータ活用の方向性、データ活用による顧客の新しい需要創造への取り組みについて、パネルディスカッション形式で語っていただきます。皆様のご参加をお待ちしております。
主催:株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア | |
協賛:フェリカネットワークス株式会社 |
開催概要
開催日時 |
2022年10月28日(金)14:00~16:30(オンライン開催) |
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会場・形式 |
オンラインセミナー |
参加料 |
無料(事前登録制) |
参加対象 |
小売業、流通業、消費財メーカーの役員、経営企画部門、マーケティング部門、デジタル部門、営業企画部門の管理職の方々 |
定員 |
先着300名様 |
お申し込み方法
下記フォームよりお申込みください。
受付は終了しました
プログラム
※講演内容やスケジュールは予告なく変更する場合がございますので、予めご了承ください
14:00〜14:05 |
【主催者挨拶】
株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア |
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14:05〜14:35 |
【講演①】 小売業、顧客起点の再出発!
DXとCXと耳にしない日がないほど業界を席捲しているデジタル化。それは「売るための仕組み」を指すことが多く、「小売業」との相性は非常に良いモノです。一方で、PB商品を多く抱えるコンビニでは「売る」に加えて「商品開発」も必要。そこでは「売るための仕組み」はワークしません。長年培ってきた売り手目線での「顧客理解・顧客視点」から、本物の「顧客理解・顧客視点」へ。自社データ(IDPOS)から、究極のN1情報であるコンタクト・センター「お客さまの声」を活かした、ローソンの“選ばれる商品開発への取り組み”についてお伝えします。 |
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14:35〜15:05 |
【講演②】 データを活用した顧客理解に基づく販売活動実現に向けて
商品やブランドの購入者は一体どんな人で、なぜその商品を買ってくれたのか?その答えはお客様の中にしかないものであり、お客様自身すらも気づいていないものかもしれません。お客様の購買履歴や行動ログなど、様々なデータが取得しやすくなっている昨今。その活用には課題もあり、ビジネス活用についてもまだまだ模索しながらですが、これまでのデータでは難しかった活用事例も出始めています。当社が行っているデータ活用による顧客理解に基づいた販売活動について、事例をもとにご紹介します。 |
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15:05〜15:35 |
【講演③】 POSを超える!小売横断データで実践する顧客ファクトドリブンなマーケティング
POSやパネルデータなど、既存データの”壁”に阻まれて、真の顧客が一向に見えない。特にコロナ禍以降、消費財メーカー様やコンビニ様から悩みの声が寄せられています。当社が提供する”IDレシート”はそんな既存データの”壁”を突き破り、小売横断の購買データから、広く深く自由に、顧客を観察できるとご評価をいただいています。ローソン様、カルビー様にもご利用いただいているこのデータだからこそできる、顧客ファクトドリブンなマーケティング活用の最新実践事例についてデモも交えてご共有いたします。 |
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15:35〜15:40 |
休憩 |
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15:40〜16:30 |
【パネルディスカッション】 ローソン、カルビー、フェリカネットワークスが明かす
講演者
激化する競争環境、人口減少による需要の縮小傾向、デジタルシフトを加速する顧客の購買行動の変化が進行する中で、小売業と食品メーカーは新たな対応を求められています。小売業と食品メーカーがこれらの環境変化に対応して、売上を向上させていくためには、「真の顧客理解」が欠かせません。小売業ではこれまで、市場データ、POSデータ、ID-POSデータなどのデータ分析で、自社の優良顧客の発見や集客に寄与する商品の発見に役立ててきました。食品メーカーにおいても自社商品・ブランドの売上貢献度や優良顧客の発見に活用してきました。しかしながら、変化する顧客の購買行動を高い精度で把握することは容易ではありません。 そこで、今回、業界を代表する小売業のローソン、食品メーカーのカルビー、人軸で店舗横断の購買行動を可視化する「IDレシートデータ」分析サービスを提供するフェリカネットワークスの3社のご担当者にご登壇いただき、これまでのデータ分析・活用のお取り組みや、現状の課題、「IDレシートデータ」分析で発見した顧客の購買行動の実態とデータ活用の成果、顧客データ分析で顧客の解像度を高めて、新たな需要創造をめざす今後の取り組みについて語っていただきます。 |
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