2023年、輸入菓子の商品開拓、売場づくりで他社と差別化を図る方法

解説:ボン商会代表:兒玉収
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食品MD大

コロナ禍で海外旅行の自粛が続いたなかで、需要が伸びたのが輸入食品・菓子だ。とりわけ輸入菓子は、見た目が華やかで、嗜好性、購入頻度も高い特性から、他社との差別化につながる商材として注目を集めている。そこで、輸入食品・菓子卸の代表である専門家に、輸入菓子のトレンド、商品開拓や売場づくりのポイントを語ってもらった。

コロナ禍で30%伸長!値上げ影響は限定的

 はじめにボン商会について述べると、創業はまだ戦後の匂いが残る1950年。百貨店が米軍払い下げの商品を販売していたのをみて、輸入菓子の販売を始めたのが起こりだ。現在の主な取引先は食品スーパー(SM)で、東北から九州までの約30社に商品を供給。売上高に占める比率は約8割に上る。

 輸入食品・菓子の専門商社はそれほど数が多くない。当社はその草分け的な存在だ。大手食品卸から商品を仕入れるだけでなく、自社でも直輸入し世界の魅力的な商品を提供。お取引先に対して、品揃えや売場づくりの提案も行っている。

ボン商会が大阪府大阪市で運営している実店舗
ボン商会が大阪府大阪市で運営している実店舗。
所在地:大阪府大阪市中央区船場中央4丁目1-10-108 船場センタービル10号館北側

 さて2020年初頭から広まったコロナ禍で、SM各社の輸入菓子は大きく伸長した。当社の業績もここ1~2年の売上高は

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