メニュー

「Uber Eats」がトレンドランキングを初発表! 25年上半期の”ヒット商品”は?

Uber Eats Japan(東京都/中川晋太郎代表:以下、Uber Eats)は2025616日、25年上半期(11日~531日)にUber Eatsで注文されたデータをもとに、「2025年上半期トレンドランキング」を初公表した。料理、デザート、食品・日用品、コンビニ商品の4部門で、Uber Eatsが「いま届けているもの」のトレンドと傾向が明らかになった。

①料理部門
麻辣湯が圧倒的人気!デリバリーならではのニーズも浮上

 料理部門では、「麻辣湯(マーラータン)」が圧倒的な人気で1位に輝いた。麻辣湯は、具材や辛さをカスタマイズできる点に加え、低カロリーで野菜や食物繊維を豊富に摂取できるため、美容・健康意識の高いユーザー層からの支持を集めている。

 このほか同部門のランキング上位には、「油そば」(3位)、「ラーメン」(7位)、「まぜそば」(10位)といった麺類が数多くランクインしている。とくに油そばは、スープがないため伸びにくくこぼれにくいというデリバリーとの相性の良さから、オーダーが多いようだ。

 一方で、「サラダボウル」(12位)、「鶏肉の煮込み定食」(16位)、「玄米ご飯弁当」(19位)など、栄養バランスや健康志向を意識したメニューも一定の支持を得ている。在宅勤務や家事の合間など、「しっかり食べたいけど時間をかけたくない」シーンにおいて、主菜と副菜がそろった定食タイプやセットメニューが「1食完結型」の食事として重宝されている傾向がうかがえる。

 さらに注目すべきは「ケバブ」だ。「ケバブサンド」(5位)、「ケバブ丼」(11位)、「チキンケバブ」(17位)という3つの形態がランクイン。肉をメーンとしながらトッピングの野菜の量が多いために罪悪感 とかが少なく、それでいてスパイスやソースの濃厚な味わいで高い満足感を得られる点が支持され、デリバリーメニューとしての定番化が進んでいる。

 

②デザート部門
「おうちスイーツ」が多様化!
アサイーボウルやグリークヨーグルトが上位に

 デザート部門では、現在のフードトレンドを象徴するメニューが数多くランクインした。1位の「タピオカティー」は定番ドリンクとして根強い人気を誇り、個性あるフレーバーを提供する店舗も多い。2位の「アサイーボウル」はかつてのブームが再燃し、若年層を中心に注目を集めている。3位には韓国発で濃厚な食感と味わいが人気の「グリークヨーグルト」がランクインするなど、「外に出ずに贅沢気分を味わえる」スイーツが支持を集めている。

デザート部門のトレンドランキングTOP10

 また、「エッグタルト」(6位)、「シュークリーム」(7位)、「たい焼き」(9位)など、ワンハンドで手軽に食べられるスイーツも人気だ。これらは個包装しやすく持ち運びやすいことに加えて、ランチ後や仕事中の「ちょっとしたご褒美」としての需要も高い。軽食・間食ニーズの高さが改めて浮き彫りになった。

 さらに、夜間限定営業のアイス専門店などが登場し、深夜の「甘いもの欲」に応える新たな需要が生まれている。こうした動きからも、スイーツがデリバリーと非常に相性がよく、日常のさまざまなシーンに取り入れられていることが見て取れる。

③食品・日用品部門
「いつもの食卓」を支える即配ネットスーパー化が進行

 食品・日用品部門のランキングでは、「料理のデリバリーサービス」という枠を超え、Uber Eatsが生活インフラとして定着している実態が明らかになった。同部門では実際に、日常的に使われる食材や生活必需品が上位を占めており、とくに「天然水 2L」(1位)、「牛乳」(2位)、「バナナ」(4位)、「もやし」(5位)、「納豆」(7位・10位)など、「今これが足りない」「ついでにこれも欲しい」といったちょい足し買いついで買いのニーズに応えるアイテムが数多くランクインした。

食品・日用品部門のトレンドランキングTOP20 

 また、「しめじ」「きざみねぎ」「キャベツ」「豚こま切れ肉」「ウインナー」など、調理の手間が少なく汎用性の高い食材も多数ランクインしており、手軽な自炊を支えるデリバリー活用が日常に根付きつつあると考えられる。

 重くてかさばる「天然水(2L)」や「コカ・コーラ(1.5L)」「ポカリスエット(1.5L)」などの飲料類も上位に多く見られ、運搬の負担をデリバリーで解決したいという生活者心理が反映されていることが読み取れる。イオングループのプライベートブランド(PB)の「トップバリュ」や「ベストプライス」の商品が複数ランクインしていることも特徴で、日常づかいに適した手頃なアイテムとして高く支持されていることがうかがえる。

 

④コンビニ部門
ローソンのホットスナックが圧倒的人気!

 コンビニ部門では、Uber Eatsに加盟しているコンビニエンスストア(CVS)の中でローソン(東京都/竹増貞信社長)が全国で約7000店舗と加盟店数が非常に多く、今回のランキングでも同社の商品が多数ランクインした。

 中でも、上位10商品のうち半数以上が「ホットスナック・揚げ物系」で、「からあげクン レッド」(1位)、「からあげクン 北海道チーズ」(3位)、「ジャンボアメリカンドッグ」(4位)、「からあげクン レギュラー」(6位)、「ハッシュドポテト」(7位)、「Lチキ レッド」(8位)がランクインした。ホットスナックや揚げ物は、自宅やオフィスなどどこでも手軽に楽しめ、かつ満足感の高いアイテムとして高い支持を集めていると考えられる。味のバリエーションが豊富な唐揚げ類は、リピート購入を促す要因になっていると推察される。

コンビニ部門のトレンドランキング

 また、「手巻おにぎり シーチキン®マヨネーズ」(2位)や「大きなツインシュー」(9位)といった商品も人気が高く、「小腹満たし」や「おやつ」として手軽に楽しめるちょい食べアイテムとして支持を得ている傾向が見て取れる。食事と一緒に注文される傾向の強い「コカ・コーラ 500ml」(5位)や「ポカリスエット 900ml」(10位)もついで買いニーズによりランクインしている。

 今回のランキングから、Uber Eatsが単なる料理のデリバリーサービスにとどまらず、日々の生活を支えるインフラとしての役割を拡大していることがわかる。食卓の「あと一品」から、重い飲料水のまとめ買い、そしてちょっとした贅沢・ご褒美まで、同社の25年のビジョンに掲げる多様なニーズに応える「Get Anything(なんでも手に入る)」の実現に向け、サービスの領域を広げ続けている。

【調査概要】

モバイルバージョンを終了