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PPIH、「ドンキ ヒット商品大賞2025」を発表! 5部門で人気商品が決定

総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都/吉田直樹社長:以下、PPIH)は48日、「ドンキ ヒット商品大賞2025」の結果を発表した。同賞は、販売点数や話題性に加え、国内外のお客や従業員の声をもとに、部門別のランキング形式でヒット商品を選出・紹介する企画だ。初開催となる今回は、5つの部門から計25商品が選ばれた。

「ドンキ ヒット商品大賞2025」の結果を発表

「ドンキ ヒット商品大賞」とは?

 今回が初開催となる「ドンキ ヒット商品大賞2025」は、20241月から251月までの期間中、ドン・キホーテ各店舗で販売された商品の中から、部門別にベスト5を選出している。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス代表取締役専務執行役員の鈴木康介氏

 選出にあたっては、販売実績に加え、話題性やお客・従業員の声が評価対象とされた。PPIHの代表取締役専務執行役員である鈴木康介氏は、「今回の表彰は、単に売れた商品を挙げるのではなく、それぞれの商品の価値や選ばれた背景を紐解く取り組みだ」と説明した。

インバウンド需要が上位ランクインを後押し

 表彰は、「ドンキで売れまくり部門」「海外のお客さま爆買い部門」「ドンキ Z世代の従業員に人気部門」「SNSバズり部門」「マジボイス いいよ!部門」の5部門で構成される。各部門で第1位に輝いた商品を紹介していく。

 最も売れた商品を表彰する「ドンキで売れまくり部門」では、サントリー(大阪府)の「サントリーウイスキー角瓶 700ml」が第1位に選ばれた。宅飲み需要に支えられたことに加え、中国・東南アジアからの観光客を中心としたインバウンド需要も追い風となった。

「ドンキで売れまくり部門」第1位の「サントリーウイスキー角瓶 700ml」 

 次に、訪日外国人に人気の商品を表彰する「海外のお客さま爆買い部門」では、森永製菓(東京都)の「ベイククリーミーチーズ(10粒入)」が第1位に輝いた。同商品は森永製菓とドン・キホーテのコラボ商品で、年間322万点を売り上げた。YouTubeや中国のSNSで話題を呼び、訪日観光客のお土産として定着している。

オリジナルブランド「情熱価格」商品が2部門で第1位に

 「ドンキ Z世代の従業員に人気部門」は、グループ会社のカネ美食品(愛知県)の「福にぎり ツナマヨネーズ」が第1位に選ばれた。主に若手従業員から「コスパがよく、味とボリュームのバランスが絶妙」との声が多数寄せられた。

 続いて、「SNSバズり部門」はPPIHグループのオリジナルブランド「情熱価格」シリーズから「秒でどこでも TKG!? 卵かけ風ご飯のたれ」が第1位に選ばれた。卵なしでも卵かけご飯の味わいが楽しめる商品で、常温保存が可能な点も評価を受けた。ドン・キホーテ公式TikTokで紹介された動画は、約2カ月で1100万回以上再生されるなど、話題性も売上を後押しした。

 最後に、PPIHの電子マネーアプリ「majica(マジカ)」内のコンテンツ「マジボイス」に寄せられたユーザーからの「いいよ!」の評価をもとに選出された「マジボイス いいよ!部門」では、「情熱価格」シリーズの「焼き芋」が第1位に輝いた。さつまいもには、甘みとしっとり感が特徴の「ベニハルカ」を採用した。さらに社内で、芋の焼き方や選び方など、おいしく提供できる技術を習得するための独自の資格制度「焼き芋マイスター」を設け、品質管理に力を入れている。

「マジボイス いいよ!部門」の第1位は「情熱価格」シリーズの「焼き芋」 

 今回の表彰では、インバウンド需要やSNSでの反響がランキングに大きな影響を与えた。PPIHはこの結果を踏まえ、今後の商品開発や売場づくりに役立てる方針だ。

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