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合計12万票が集まった第2回「おいしいもの総選挙」で、消費者が選んだ“日本一の総菜”とは

食品スーパーやドラッグストア向けの買物情報の配信サービス「トクバイ」を運営するロコガイド(東京都/穐田誉輝社長)は629日、小売店の総菜などを対象にした「第2回全国スーパーマーケット おいしいもの総選挙」の結果を発表した。ノミネートした商品は「デリカ」部門が4品、「スイーツ」部門が5品、「生鮮・日配」部門が5品、「グロサリー」部門が6品で、そのうち各部門から金賞、銀賞、銅賞が選ばれた。

投票数は前回の約3倍!

「生鮮・日配」部門の金賞:「贅を尽くしたハンバーグ」(丸久)

 小売店が消費者に向けてチラシやクーポンを配信できるサービス「トクバイ」を運営するロコガイドは、店舗の規模や知名度、商圏を問わず消費者が選ぶ「おいしいもの」を選抜するため、「第2回全国スーパーマーケット おいしいもの総選挙」を開催した。

 同企画は、「トクバイ」のユーザーや一般消費者のネット投票によって、味や見た目などがとくに優れた商品を選出する。対象商品は「デリカ」「スイーツ」「生鮮」「日配」「グロサリー」の4部門に分けられ、合計エントリー数は146品にのぼった。投票は51日~24日の期間で行われ、総投票数は昨年開催の第1回と比べて約3倍の126313票となった。

 各部門の金賞受賞商品を見ていこう。「デリカ」部門の金賞に選ばれたのは、セイミヤ(茨城県/加藤勝正社長)の「三元豚のとんかつ」(税込321円)だ。セイミヤの総菜部門で2022年度売上実績1位だという同商品は、しっかりとした触感を特徴としている。投票者からは「大きさ、厚み、味、すべてが完璧」「コスパ最強」といったコメントが寄せられた。

 「スイーツ」部門では、ベイシア(群馬県/相木孝仁社長)の「別海のおいしい牛乳使用 くりーむマフィン」(同278円)が金賞に輝いた。昭和8年創業の和菓子屋である八天堂(広島県/森光孝雅社長)とのコラボによる冷凍スイーツで、解凍時間によってアイスのような食感や柔らかいクリームの食感が味わえる。

 「生鮮・日配」部門の金賞は、丸久(山口県/田中康男社長)の「贅を尽くしたハンバーグ」(同734円)だった。丸久の精肉部門と食肉メーカーの共同開発による同商品は原料に宮崎県産牛を使用しており、丸久所有のハンバーグ専用工場で製造される。電子レンジ調理が可能な点がとくに好評だった。

 最後に「グロサリー」部門では、野川食肉食品センター(山形県/野川喜弘社長)の「週末ガリスパ!(ガーリックスパイス)」(税込430円)が金賞に選ばれた。食品スーパー「週末びっくり市」を展開する同社が製造・販売する同商品は、老舗醤油店の醤油粉末とにんにくを混ぜた、肉や魚、野菜にも合う万能スパイスだ。投票者からは「肉を炒めてガリスパをかけるだけで立派な手料理になって手抜き感ゼロ」との声があった。

 2回「おいしいもの総選挙」各部門の金賞に輝いた商品は以上だ。先述したように、同企画の総投票数は前回の約3倍となる12万票となり、企画規模を拡大した。そのなかで多くの票を集めた各部門の「おいしいもの」に要注目だ。