ミニストップの年末商戦は? 不足が懸念されるチキンは昨年比108%を確保

榎森 順二
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12月は牛角監修の焼肉弁当で「ガッツリ、贅沢」を提供

 さらに11月30日からは、人気焼肉チェーンの「牛角」の監修による「牛角焼肉弁当」(699円)を発売する。「贅沢」をコンセプトに希少部位の「かぶり(リブキャップ)」を使用した“ちょっと高級”な焼肉弁当だ。弁当のほかにも、牛角とのコラボ商品として、牛角ビビンバ焼きおにぎり、牛角カレーパン(159円)、牛角ごまねぎ塩ラーメン(496円)などを販売する。

 12月商戦のもう1つの目玉は、クリームパン専門店「八天堂」(広島県/森光孝雅社長)とのコラボ商品だ。カスタードクリームのおいしさを生かした「しあわせクレープ~苺&カスタード~」(194円)など3商品を販売する。

供給不足に対応しクリスマス用チキンの調達先を変更

 新型コロナウイルスの影響で「おうちごはん」が増えたことに加え、今年はクリスマスイブが金曜日にあたることもあり、クリスマス用のチキンの需要が増えることが予想される。

 コロナ禍でチキンの生産や輸送が不透明になり、コンビニエンスストア各社ではチキンを使用した商品の欠品も相次ぐなか、ミニストップは早期に調達先をタイから中国と日本にシフトし昨年比108%の調達量を確保した。「チキンキエフ」「薫るスモークチキン」は中国の工場で生産し、「ジューシーチキン」の生産の一部を中国の工場に移管。「チキンナゲット」は国内の工場で生産される。

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