パルシステム、離れて暮らす家族に「わが家の食卓」を届けられる新サービス「パルのはこ」を10月スタート
離れた家族へ「わが家の食卓」をお届け
「パルのはこ」では冷凍と常温、2つの温度帯の商品を対象として商品を送付できる。対象外となるのは冷蔵品、野菜・果物などの生鮮品、パン、酒、紙おむつ、切り花、種、苗、土類、チケット、数量限定品、賞味期限が15日以下の商品など。
本来、パルシステムの独自商品は対象地域に住んでいなければ味わえないものだが、「パルのはこ」を通じて離れた家族と楽しみを共有できる。お気に入りの商品を共有したり、かつてパルシステムのサービス圏内に暮らしていたが、今は離れている家族などに懐かしい味を届ける使い方も可能だ。「パルのはこ」はコロナ禍で離れ離れになった人々を、食を通して繋ぐプロジェクトだ。
コロナ禍における生協の動向
20年、コロナ禍での外出控えや、混雑するスーパーマーケットでの買物を回避する傾向から、生協をはじめとする食材宅配サービスは飛躍を遂げた。大幅な会員数の増加や買上点数の増加などで大きな恩恵を受けたが、21年に入りその傾向も徐々に落ち着きつつある。コロナ禍で獲得した会員の継続利用を促す施策が求められており、今回の「パルのはこ」も独自性を打ち出したサービスとして期待される。