【精肉部門2021年秋冬MD提案】内食をさらに楽しむ提案と「ハンバーグ」に付加価値を付け、年末商戦で勝つ!

文・解説=馬渕靖幸(フードサポート研究所)
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精肉部門における今年の年末商戦は、コロナ禍で変化した消費者の購買行動や生活様式を踏まえつつ、アフターコロナに向けた準備も進めていかなければならない。本稿では、コロナ禍で増加した内食への対応と、年末商戦に向けた精肉部門における「ハレとケのメリハリの付け方」について解説する。

内食をさらに楽しむための提案を

 コロナ禍において、消費者が外食を控える一方、自宅で食事する「内食」の機会が増えているなか、食品スーパー(SM)をはじめとする食品小売業は、内食需要を取り込んだことで自店の商品力の強みを再発見できたことだろう。年末商戦に関しても、コロナ禍の内食需要の高まりを念頭に置きながら販売計画を立てるべきである。ワクチン接種が進み、いずれコロナ禍は収束に向かうが、他社と差別化しあらためて内食の価値を消費者に認識させることができれば、年末商戦においてもこれまでで最大規模の売上につなげることができるだろう。新たな価値を創出することにより、アフターコロナでも自信をもって消費者にアピールできる大きな武器となる。

精肉のイメージ
コロナ禍において、内食需要を取り込んだことで自店の商品力の強みを再発見できた。年末商戦に関しても、コロナ禍の内食需要の高まりを念頭に置きながら販売計画を立てるべきである。 i-stock/kaorinne

 まず考えたいのが、コロナ禍で増えた内食への対応として精肉部門がどのような商品を提供できるかである。たとえば、自宅でのふだんの食事をより楽しむため、これまであまりできなかった調理方法へのチャレンジを提案してみるのもよいかもしれない。

 そして当然ながら、その調理方法に必要な素材を展開することも不可欠だ。たとえば、ローストビーフ用のブロック肉や、長時間煮込んだ豚肉を細かく裂き、バーベキューソースで味付けするプルドポーク用の塊肉など本格的なバーベキュー用の食材はどうだろうか。日本のバーベキューでは、手切りの焼肉や味付けされたホルモン、薄切り肉などを鉄板で焼くのが一般的だが、アメリカでは大きな塊肉を豪快に直火で焼き上げ、切り分けて食べることも珍しくない。このようなよりワイルドな焼き方、味わい方に対応した素材がSMの精肉売場にはまだ少ない。バーベキュー以外にも、自分で調理する楽しさを味わえるような素材の展開や提案が有効だ。

ふだんの食事向けの新商品を拡充

 次に、2021年の精肉部門の年末商戦の方針として重要な

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