主食や主菜の座に躍り出た冷凍食品 おいしさで選ばれる冷凍めん、炒飯、餃子がリード

冷凍食品ジャーナリスト 山本純子
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自分で作るより「おいしい」商品が牽引する

 ランチ需要の主役・冷凍めんと、炒飯をはじめとする米飯類も、「便利」かつ、自分で作るより「おいしい」という点が需要増のポイントである。先に挙げた冷食協の消費者調査でも「冷凍食品の魅力は?」という問に対する回答は(複数回答)、男女ともに「調理の手間が省ける」に次いで「おいしい」が2位に位置している。しかも本年調査では、「おいしい」を挙げたのは女性で61.9%、男性で57.1%。女性は4年前より約17ポイント上昇、男性も8ポイント上昇している。つまり「おいしい」と評価されている商品が、昨今の冷凍食品の需要増を牽引していると推察できる。

 人気ダントツ、国内生産量トップの玉うどんは昨年二桁アップの生産量であった(日本冷凍めん協会調査)。レンジ解凍の簡便性、経済性、アレンジの汎用性、さらにコロナ禍でストックできる保存性が改めて評価された。具付めんのうどん、ラーメン、パスタ類、そして、炒飯、ピラフなど米飯類はおいしいランチとして定着、売場での品揃えを充実することで選べる楽しさも提供できている。また、具付めんや米飯は大盛り商品も増えており、それだけで1食になるという「1食完結型」という便利さが人気だ。加えて「皿いらず」の機能性を加えた商品も多くなっている。コンビニPBも、この「1食完結型」、「皿いらず」のポイントを押さえた商品が多い。冷凍食品は、食卓の主役を演じられる技量があったからこそ、今日のゆるがない人気を勝ち得たと考えたい。

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