21年夏の鮮魚部門の売場づくり解説 冷凍魚に商機あり! 6月義務化HCCAP対策も

文・解説=西村弘(西村研究室)
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新型コロナウイルス感染拡大はいまだ収束の兆しがみられず、食品スーパー(SM)各社は昨年に続き、コロナ禍の夏季商戦を迎えることになりそうだ。本稿では、鮮魚部門の中でも成長著しい「冷凍魚」に注目するとともに、2021年6月に義務化されるHACCP(ハサップ)への対応について考えてみたい。

全部類で伸び率1位!急拡大する冷凍魚ニーズ

 東京都中央卸売市場が公表している「市場統計情報」によれば、東京都の3市場(豊洲、足立、大田)における、2020年6月から8月までの3カ月間の水産取り扱い数量および金額は、前年度同期比で数量が98%(以下、小数点以下は四捨五入)、金額は92%であった。本稿執筆時点の最新データである21年3月度を見てみると、水産の取扱総数量は対前年同月比102%、金額では108%となっている。

 また、20年6月から10月までの取扱い数量を部類別(7部類中)に比較してみると、前年同期の比較で最も伸び率が大きかったのは

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