21年夏の鮮魚部門の売場づくり解説 冷凍魚に商機あり! 6月義務化HCCAP対策も
新型コロナウイルス感染拡大はいまだ収束の兆しがみられず、食品スーパー(SM)各社は昨年に続き、コロナ禍の夏季商戦を迎えることになりそうだ。本稿では、鮮魚部門の中でも成長著しい「冷凍魚」に注目するとともに、2021年6月に義務化されるHACCP(ハサップ)への対応について考えてみたい。
全部類で伸び率1位!急拡大する冷凍魚ニーズ
東京都中央卸売市場が公表している「市場統計情報」によれば、東京都の3市場(豊洲、足立、大田)における、2020年6月から8月までの3カ月間の水産取り扱い数量および金額は、前年度同期比で数量が98%(以下、小数点以下は四捨五入)、金額は92%であった。本稿執筆時点の最新データである21年3月度を見てみると、水産の取扱総数量は対前年同月比102%、金額では108%となっている。
また、20年6月から10月までの取扱い数量を部類別(7部類中)に比較してみると、前年同期の比較で最も伸び率が大きかったのは
1 2
店長必読!売場づくりと販促の教科書 の新着記事
-
2025/08/30
「季節の前倒し」がカギに! 今冬の総菜MDの方向性を解説! -
2025/08/30
年末年始の鮮魚商戦、イベント・連休を押さえ販売計画の見直しを -
2025/08/30
専門家が徹底解説! 今冬の精肉MDは「逆算型」の販売計画が成否を分ける -
2025/08/29
年末商戦“以外”でも勝負を! 今冬の青果部門の売場づくりと販促の方向性 -
2025/08/16
GMSの理想像? ヨークベニマルの注目旗艦店「西ノ内店」を専門家が徹底分析 -
2025/06/30
オオゼキ、ベルクス、東急ストア……有力5チェーンがしのぎ削る“三軒茶屋戦争”が勃発!?
この連載の一覧はこちら [147記事]
関連記事ランキング
- 2025-10-23ついに「オーケー VS ハローズ」が現実に! 【今週の大店立地法速報】
- 2025-10-24買上点数は果たしてKPIとなりうるのか? 既存店売上を構成する「部分」と「全体」
- 2025-10-23松戸市内3店舗目で一気にシェア奪取?「生鮮市場TOP松戸新田店」を解説
- 2025-10-29ロピア、ヤオコー、マミーマート……首都圏の新激戦地、千葉・松戸エリアを案内!
- 2025-10-29駅前再開発が熾烈な競争を誘発!? 埼玉・所沢エリアの視察ポイント
- 2025-10-31伊勢崎、高崎に一挙2店舗を出店! ロピア群馬1、2号店の売場を徹底解説
- 2025-11-12ロピア進出機に阪神エリア随一の激戦地に 兵庫・尼崎エリア視察案内!
- 2025-10-27過熱する”越境出店”……今、東日本各エリアを徹底的に視察すべき理由
- 2025-10-21“南北いいとこどりMD”に挑戦!「ヤオコーまるひろ上尾SC」の売場を解説
- 2025-10-28東北随一の成長市場 宮城県名取・利府エリアの視察コースを案内!




