輸入フルーツ市場、健康志向で伸長するドライフルーツ 多箇所展開で気付きを与える

石山真紀(ライター)
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ドライフルーツとナッツのイメージ
i-stock/SMarina

青果売場でも年々取扱量の増えている輸入フルーツ。なかでもプルーンやレーズン、デーツといったドライフルーツは、健康志向の高まりを受け、鉄分や食物繊維を手軽に摂取できるおやつとしても人気を集めている。

定番のレーズンやプルーン、急成長するデーツ

 季節に合わせた旬の果物が並ぶ食品スーパーの青果売場では、バナナやパイナップル、キウイフルーツ、ブドウなどの輸入フルーツを目にする機会も多くなった。このような状況下、最近、各社が力を入れ始めたのがドライフルーツ。店頭でもナッツ類と横並びで陳列したり、量り売りを行うなど、さまざまな工夫がみられる。

 ドライフルーツにはレーズンやプルーンをはじめ、イチジクやかんきつ類、ベリー類などさまざまな種類がある。以前はお菓子づくりや酒のつまみとして用いられることが多かったが、近年は栄養豊富な健康食品としてそのまま食する機会も増えた。とくにプルーンは鉄分の豊富な健康食品として、美容や健康への意識が高い生活者に支持され売上を伸ばしている。

 昨年、一気に需要が拡大したのがデーツだ。デーツは日本でナツメヤシと呼ばれる、中近東原産のヤシ科の果物。アラブ諸国では古くから食べられており、現在も中東や北アフリカ地域を中心に生産されている。干し柿のようなねっとりとした甘みが特長で、中東地域のほか、欧米諸国でも人気を集めている。

 【図表①】の主要なドライフルーツの輸入数量を見るとレーズンを除き、多くのカテゴリーが数字を伸ばしているが、なかでもデーツは2019年は1299mt、20年は2015mtと大幅に伸長していることがわかる。

図表❶2019年および20年のドライフルーツの輸入数量

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