PB戦略を大刷新したバロー どのように1品あたりの売上高が急増させたのか?

ダイヤモンド・チェーンストア編集部
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食品MD680

岐阜県を中心に、東海地方や中部地方、近畿地方で食品スーパー(SM)を展開するバロー(岐阜県/田代正美社長)は2020年10月末、これまで展開していた4種類のプライベートブランド(PB)を2種類に刷新した。今後は既存PBの見直しを進め、生鮮食品とともにお客の来店動機となるような味・品質の商品を開発していきたい考えだ。

4種類のPBを2種類に集約

バローSM商品本部PB開発部部長の矢島岐氏
バローSM商品本部PB開発部部長の矢島岐氏

 バローのPB開発の歴史は長く、1976年に独自開発のオリジナル商品の販売を開始し、これまで良質で値ごろ感のあるPBの商品開発を手がけてきた。2008年には、価格訴求型の「Vセレクト」、品質にこだわった「Vクオリティ」、有機JAS認定取得を前提にした「Vオーガニック」という3つのPBを立ち上げ、さらに14年6月、付加価値型PB「Vプレミアム」が加わった。PB商品の取扱品目数は、11年時点の1100品目から17年のピーク時には1800品目に達し、20年12月時点では、グロサリー、和日配、洋日配のカテゴリーを中心に、留型商品を含め1500品目となっている。

 バローは、生鮮食品とPB商品を中心に、来店動機となる独自性の高い商品を品揃えし、楽しい買物体験を消費者に提供する「デスティネーション・ストア」をめざしている。しかし、PBの商品開発を積極的に進め、取扱品目数を増やす一方で、売上規模はこの2~3年ほぼ横ばいで推移。PB商品と留型商品を合わせた売上高は、19年度時点で約360億円となっている。納豆や豆腐など、一部のPB商品では消費者からの支持を安定的に集めているものの、1品目当たりの売上は

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