安全性の高い作業靴を選ぶ基準として注目される「プロテクティブスニーカー規格」=日本プロテクティブスニーカー協会

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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「プロテクティブスニーカー規格」を製品選びの指針に

 公益社団法人日本保安用品協会(JSAA)が制定するプロテクティブスニーカー規格にはプロテクティブスニーカー(以下プロスニーカー)およびプロテクティブブーツ(以下プロブーツ)型式認定合格品のタグ(型式認定合格証明票)が付いている。JIS規格で定められている基本性能(耐衝撃、耐圧迫、はく離抵抗)をベースに別途定められている。他に5つの付加的性能がピクトグラムで表示されている。製品を選ぶ際に参考にしたい。

作業靴の付加的性能を示すピクトグラム

 JSAA認定品をチェックする場合のポイントは次のとおりとなっている。

型式認定合格タグが製品に結束されているか。

A種、B種の判別と個装箱の表示をチェック。

ベロ裏に縫い付けられている織ネームの表示内容を確認し、必要な性能を有していることを示すマークをチェック。

 耐滑性能は付加的性能としてピクトグラムで表示されている。JIS規格(注1)で定められている耐滑性能試験をクリア(動摩擦係数が0・2以上であること)しているあかしとなる。靴底が滑ったときの止まりやすさを表す性能であり、動摩擦係数で表される。

 試験方法は、靴を人工足に取り付け、ステンレス製の試験床にグリセリン水溶液を塗布した後、靴または床を平行に移動させたときの鉛直力および水平力を測定し、動摩擦係数を算出。0・2とは、滑りやすい床面を歩行時のグリップ性の数値としている。

 その他の付加的性能も製品選びの指標になる。①かかと部の衝撃吸収性②静電気帯電防止機能③耐踏み抜き性④ブーツタイプでは漏れ防止機能と前述の耐滑性能と合わせて合計5種類があり、それぞれの機能がピクトグラムで表示されている。これらを職場環境に応じて選定することが重要だ。そのほかに軽量、快適、デザイン等、さまざまな特徴がある。当協会HPも参考になるので、一読することをお勧めしたい。

 なおJIS規格は20年3月の改訂により、耐滑試験方法が変更された。20年12 月現在、JSAAの試験方法は旧JIS規格が採用されている。

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