【ホームセンターバイヤーが選ぶ年間ヒット商品2020】エクステリア:物置部門

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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デザイン性の高い小型物置観音開きでタイヤなどの出し入れもラクラク

2000年春に発売された田窪工業所の「グランプレステージ」は、「屋外家具」をテーマにファッション性を付加したことで、それまでの物置の概念を大きく変えた。16年には「グランプレステージ ジャンプ」としてフルモデルチェンジし、カラーバリエーションをさらに拡大。ひさし部分を以前よりも40㎜前に突き出す独自の加工で、より陰影を表現したほか、シーソー式の「2ロックシステム」を採用するなど機能面も充実させた。

グランプレステージ ドアーズ
「グランプレステージ ドアーズ」は観音開きを採用し、大きなものの出し入れもしやすくなっている

今回受賞した「グランプレステージ ドアーズ」は、高級感と上品さを演出した観音開きタイプの小型物置。引き戸タイプの物置はコンパクトで場所を取らないものの、開口部のスペースが小さいため、大きなものの出し入れには不向きだった。「グランプレステージ ドアーズ」は観音開きタイプの扉を採用したことで庫内全面がオープンになり、タイヤなどの大きなものの出し入れもしやすくなった。また、サイズもコンパクトなので、家庭菜園の脇に置いてガーデニング用品を入れたり、駐車スペースの近くに置いてタイヤや洗車用品を入れるなど、サブ収納庫としても重宝する。

扉が強風などで煽あおられても急に開かないよう、テンションのかかるヒンジを採用。手をかけやすい取っ手を採用し、2ロックシステムにより安全性も担保している。また好みの高さに調節が可能な棚に加え、小物の収納に便利なポケットも2個付属している。

同社では、さらにデザイン性を強化した「アルテグラフィカ」プロジェクトを18年よりスタート。中でも「ペインタ」は耐候性を重視し色劣化の少ない無機顔料を採用したUVインクジェット塗装を物置の扉に施すことで、これまでにない高級感や上品さを演出する。「グランプレステージ ドアーズ」も20 年春より、既存のディープブルーに追加して、「ペインタ」の加工を施した「植栽」と「木目」のデザインを採用し、各6サイズで展開していく。

「植栽」「木目 鋲」「猫と文字」「街並み」
2020 年春からは、「グランプレステージ ドアーズ」、「同 ジャンプ」、「Mr. ストックマン ダンディ」で「ぺインタ」を展開する。左から「植栽」「木目 鋲」「猫と文字」「街並み」

メーカー(担当者)のコメント
デザインという新たな価値を提案今期は「ペインタ」にも注力

「グランプレステージ ドアーズ」は、小ロット多品種の製造に対応するため、新たに製造ラインを立ち上げた思い入れのある商品でしたので、多くのバイヤーの方々から評価をいただきうれしく思っています。「グランプレステージ ジャンプ」の姉妹シリーズということで流通企業の皆さまからの反応もよく、導入もスムーズに進みました。

今期は、物置に新たな価値を付加する「アルテグラフィカ」プロジェクトのひとつである「ペインタ」についても注力します。生産体制にめどが立ったこともあり、カタログにも掲載して積極的にアピールしていきます。これまで「庭の雰囲気になじまないのでは」と金属製の物置を、手をかけた庭に置くことに消極的だったガーデニングをされる方々など、新たな顧客層も取り込んでいきたいと考えています。

また、20年春の新商品として「エアコン室外機カバー」を発売いたします。近年、室外機をおしゃれにカバーすることへのニーズが高まり、収納付きの商品も登場しています。従来のエアコン室外機カバーは木製のものが多かったのですが、どうしても耐久性に難がありました。当社の新製品は、腐食に強いZAM(高耐食性溶融メッキ鋼板)を採用したことで強度を持たせました。またデザインも重視し、前面パネルには独自の編込加工を施して格子柄を表現したほか、立体感や丸みを出すことで柔らかい景観を演出します。カバーのみの「SC- 95 S」と園芸用品などが置ける収納付きの「SC-95D」の2SKUをラインアップし、市場の活性化に貢献していきます。

(商品開発本部 次長日野大治郎氏開発部 試作課 課長笠原邦彦氏)

(左)「SC-95S」の設置イメージ (右)独自の編込加工を施した孔子柄のデザインが特徴のエアコン室外機カバー「SC-95S」
(左)「SC-95S」の設置イメージ
(右)独自の編込加工を施した孔子柄のデザインが特徴のエアコン室外機カバー「SC-95S」

ホームセンターバイヤーが選ぶ年間ヒット商品2020一覧

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