「加齢?疲労?匂いが気になる」40代にオススメの『ラクチュロース』って?

兵藤雄之
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体形の変化が気になり出した女性に向けたビフィズス菌とは?

 ついで、カズミの場合を見ていこう。

 34歳までは「体形も気になるけど、食事も楽しみたい」。そこで美しい体をつくるということから、子どもから大人まで、健康維持に大切な要素である、「ホエイ」や「ガゼイン」のようなミルク由来の栄養価に優れたたんぱく質『ミライプロテイン』が提案される。

 35歳~44歳は「体の中からきれいになりたい」。その期待に応えてくれそうなのが、腸内環境をきれいにすることで、見た目も美しく変われる機能性表示対応の『ビフィズス菌BB536』。1969年に同社が発見しており、2019年が発見50周年になる。

 体形の変化が気になり出す45歳~59歳は、理想の健康スタイルを応援する機能性表示対応素材が『ビフィズス菌B-3』。BMIが高め、健康的にカラダづくりをしたい、ウエスト周りが気になるという人が対象だ。

 そして元気な長寿をめざす60歳~には、免疫力を高める『シールド乳酸菌M-1』。「風をひきやすくなったときに、元気になれるように」ということだ。この『シールド乳酸菌』の入ったゼリー飲料「ぷるんぷるんQoo(クー) おいしい乳酸菌」が、201911月からコカ・コーラシステムから発売された。

 こうした性別・年代別の機能性素材の提案は、もちろん、その世代だけに効果が期待できるということではない。むしろ、幅広い世代に適したもののほうが多いだろう。

 今回の森永乳業のアプローチは、数々の機能性素材が発見されていくなかで「生活者目線での提案ができないか」と検討した結果、生まれてきたものだという。これまでだれも経験したことのない人生100年時代に向けて、機能性素材は、日々の生活からますます切っても切れないものになっていくにちがいない。

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