[11日 ロイター] – 米アマゾン・ドット・コムは11日、米国の料理宅配サービスを6月24日付で終了すると発表した。米国内ではライドシェア大手のウーバーテクノロジーズなど多くの企業が同サービスを展開しており、競争が激化していることが撤退の理由とみられる。
アマゾンは2015年にシアトルで料理宅配のサービスを開始。全米の20都市以上に拡大していた。ロンドンでもサービスを始めたが、昨年11月に撤退していた。
ただ、英国では今年5月、料理配達サービスを手掛ける英デリバルーの資金調達ラウンドに参加している。
サービス終了に伴う社員への影響は一部にとどまるとアマゾンは説明している。同事業に携わっていた社員の多くは既に別の部署に異動したほか、今後社内の配置転換や転職を支援する方針という。
米国の料理宅配市場には、ウーバーの「ウーバーイーツ」や、グラブハブ、ドアダッシュなどが参入しており、競争が激化している。